エンタメ

“在宅アイドル”負け組の嘆き。ライブ配信で心をすり減らし収入はわずか

ブロガー、インフルエンサー、YouTuber……「インターネットで稼ぐのが当たり前の時代」といえど、勝者はほんの一握りといわれる。そこで大多数の負け組たちが、ネット副業の地獄をとくと語った。 ネット副業は生き地獄だった

投げ銭には全力で媚!給与は6割抜かれる

「家にいながら、適当に喋るだけで儲かるなら楽勝だと思ったんですが、もう全然ラクじゃない。最低でも30分以上配信しないと時給が発生しないんですが、意外と間が持たないですね」  こう吐き捨てるのは、ライブ動画チャットサイトで活動する「在宅アイドル」のさちもょすさん(仮名・25歳)。特にサイト内のイベント実施時は数時間縛りがあるため、余計にツラいとか。 「メリットがあるとすれば、ラフな格好でもいいしキャバクラみたいにお酒を飲まなくてもいい点」  収益は時給よりも、視聴者からのサイトないしアプリ内課金(投げ銭や「ギフト」などと呼ばれる)に頼る部分が大きい。 「投げ銭くれた人には特別に、『ニャーンだーよっ♪』とか言ってダンスしてあげるなどは必須。連投されたら、もうずっとニャンニャン言ってることもあってプライドが削られる。でも『直接会って体触られるよりはマシ』と思って割り切ってますね」  厄介な視聴者をいなすのも業務上必要なスキルの一つ。 「みんなに向けて話してるときに、空気を読まずに『〇〇やって』とか要求をしてくる人はザラにいる。視聴者のそういうリクエストを一つひとつ全部聞いてあげて疲れ切ってるコも中にはいます。あと大体、『俺は社長だから』とか言ってくるのがウケる。そんなわけないだろって(笑)」  苦労がしのばれるが、そうやって稼いだ収益は配信会社と代理店が大幅に抜いていくのだという。 「私が所属しているサイトでは6割抜かれる。10万稼いでも4万しか残らないから、割に合わないと思う。だから普通にキャバでバイトしてるコも多いですよ」 <地獄指数>※MAXは★5つ 徒労度 ★★★★★ ストレス度 ★★★★★ 収益度 ★★★
次のページ right-delta
トップは月に1000万円!? 底辺を這うのは地底アイドル
1
2
テキスト アフェリエイト
新Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事
おすすめ記事
Cxense媒体横断誘導枠
余白
Pianoアノニマスアンケート