雑学

新幹線殺傷事件の容疑者はハイデガー『存在と時間』を読んでいた…凶悪犯の意外な愛読書

座間9遺体事件・白石隆浩×『洗脳の世界』(キャスリーン・テイラー)

 2017年10月に発覚した「座間9遺体事件」。同年3月よりTwitterを利用して自殺願望を持つ女性たちと交流するようになった白石隆浩は、「首吊り士」を名乗ったアカウントでは自殺志願者に方法などを助言するような投稿を盛んに発信。メッセージを送った女性らを自宅に招き入れ、睡眠薬や酒を飲ませた後にロフトから垂らしたローブで首をつり殺害し、証拠隠滅目的で遺体の解体を行なっていた。  事件発覚前に白石と電話やSNSでやりとりをしていたある女性が、「(白石は)洗脳の勉強をするって言っていました」と証言。逮捕前に『洗脳の世界―だまされないためにマインドコントロールを科学する』(キャスリーン・テイラー)という本が送られ、事件発覚後は白石の愛読書とされた。同書は多くの事例から個人の信念を変化させる手法や歴史を明らかにし、著名な学者たちの理論を紹介したものだそうだ。  警視庁高尾署捜査本部は男女9人に対する殺人や死体遺棄などの疑いで、白石容疑者を計10回逮捕。今年4月2日には事件当時の精神状態を調べるため東京地検立川支部が鑑定留置を求め、東京地裁立川支部が認めた。鑑定留置の期間は約5カ月とされている。

六本木クラブ襲撃事件・石元太一×『アー ユー ハッピー?』(矢沢永吉)

 2010年11月の「11代目市川海老蔵暴行事件」で注目を集めた関東連合元リーダーこと石元太一。  当時、傷害事件での逮捕(現行犯・起訴猶予で釈放)などはあったものの、雑誌連載やブログを始動させるなどでタレント活動に着手し、一時は俳優デビューの発表もあった。が、他人名義でマンションの賃貸借契約を結んだ詐欺容疑で逮捕され、振り込め詐欺事件にも関わった疑いから余罪の追及を受ける。  さらに、2012年9月には東京・六本木のクラブ「フラワー」に金属バットを持った男たちが乱入、VIPルームにいた男性を人違いで殺害した「六本木クラブ襲撃事件」で、石元は凶器準備集合容疑で逮捕状を取られ、傷害致死罪による追起訴を受ける運びとなった。2014年12月、控訴審判決公判が東京地裁で開かれ、1審の懲役11年判決より重い懲役15年を言い渡された。石元は上告したが2016年6月に、最高裁判所第1小法廷が棄却し確定した。  先の自身のブログでは好きな本などについても綴っていたようで、「自分は自伝が好きなので、今までいろいろと読んできたのですが、矢沢永吉さんの『成り上がり』『アー ユー ハッピー? 』や松本人志さん、辰吉丈一郎さんなんかの本はすごく感銘を受けました」との記述があったようだ。<文/日刊SPA!取材班>
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