更新日:2021年11月02日 08:49
恋愛・結婚

コスプレイヤー、地下アイドルなどの“同人AV”が過激化 モザイクなしの作品も…

最近はクオリティも上がり、市販AVと同等の作品も

 同人AVの実態を探るべく、記者がまず向かったのが東京・秋葉原にある中古ショップ。店内を見るとすでに一つのジャンルとして確立されている。「コスプレROM」「コスプレAV」などと名づけられた棚を見ると、コスプレイヤーや地下アイドル、フリーモデルなどによる自主制作作品がまさに千姿万態。一切、露出のない写真集からR15、R18レベルの作品、性器への異物挿入のある映像、着エロ動画、レズプレイやハメ撮りまでがズラリ。数え切れないが優に1000タイトルは超えている。中古商品は400~1000円程度だが、絡みのある作品になると2000円前後とやや値段が上がり、なかにはプレミアムがついているのか1万円以上する商品も。同人AVマニアの男性は言う。 「素人が作っているからか、性器にモザイクが入っていないシーンが動画のなかに2~3分入っているものもある。最近の作品はクオリティも上がり、市販AVと遜色のないものもありますよ」  参考に購入した同人AVを確認してみる。ある作品では緊縛された女性がカメラマンらしき男性と性行為をしていたが、薄めのモザイク越しにしっかりと“結合部分”が見てとれた。また別の作品では、バスルームでシャワーを浴びている全裸の女性がローターを当てている2分程度の短い動画があったがモザイクはなく露出していた。素人による編集の甘さなのか、意図的なのか定かではないが、過激なことには違いない。
インモラリスター

ガールズユニット「インモラリスター」の山村あかねさん(左)と成澤ひなみさん(右)

 制作者にも話を聞いた。「その気になれば裸で触れ合えるアイドル」というキャッチコピーで活動する、現役風俗嬢・AV女優のアイドルユニット「インモラリスター」の山村あかねさんだ。 「同人即売会でロム写真集やミュージックビデオのDVDを販売しているほか、ニプレスのコスチュームやトップレスでライブ活動をしています。ユーチューブにもチャンネルがあり、そこでもセクシーな動画を配信中です」  ちなみにDVDには山村さんの得意技である「セルフ潮吹き」も含まれ、内容も少々、過激だ。  さて、同人AVは販売ルートも多様化している。コミケやイベントでのロム販売のほか、ネット配信も盛んだ。例えばアダルトコンテンツの配信で有名な「FC2」や同人のデジタル販売「Getchu」では、性行為シーンのある動画をアップする女性(またはサークル)が存在する。フォロワー数が万単位に上り、再生回数が数万回を超える作品もざらだ。 ― 過激化する[同人AV]市場 ―
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