雑学

上司の悪口を“デスノート”に書きつづる…戦力外通告された会社員の恨み

50歳を目前にした社員を対象に「たそがれ研修」を実施する企業が増えている。背景には会社員人生のゴールが見え、無気力なお荷物社員化してしまう50代が増えたからだ。彼らはいかにして負け組50代になってしまったのか。

花形部署から戦力外通告。会社と上司の悪口をデスノートに書き綴る

…花島孝史さん(仮名・54歳)/自動車部品メーカー/年収540万円

男性 低収入や出世できない原因を会社に求めがちな負け組50代。49歳のとき、花形部署だった営業部から経理部に移った自動車部品メーカー社員の花島孝史さんも「異動は、保身のために裏切った同僚、それを守るために自分を切った課長のせい」と述懐する。

「コンビを組んでいた同僚が誤発注をやらかし、その責任を私になすりつけたんです。ずっと身の潔白を訴え続けましたが会社は信じてくれず、出世話も見送り。おかげで今の年収は同年代で最低レベルの540万円です」

 思わず同情したくなるが、同僚の責任を取らされるというのも不可解な話だ。

「彼が手柄を独り占めするつもりで報告せずに取ってきた注文なのに、なぜ私が責任を取るんですかね? そもそも彼のことはずっと気に入らなかったんですよ」

花島さんの軌跡

誤発注事件は営業部内での孤立をさらに深める結果に。49歳で未経験の経理部に異動になってからは、慣れない業務に悪戦苦闘する日々が続いている

 よく聞けば、当時から花島さんは社内コミュニケーションが苦手。仕事帰りに飲みにいく間柄の同僚や上司は一人もいなかったとか。

「お酒は苦手だし、飲みニケーションも大嫌い。会社の外でまで仕事の話とかしたくなかった。だいたい営業部なんだから、契約本数などで評価すべきですよ」

 しかし結果は、上司と仲の良かった同僚が残り、花島さんが異動させられることになったという。

 今は家族のためと割り切って働いているが、会社への不満は相当溜まっている様子だ。

「イラッとすることがあったら、心の中に溜めずにノートに書き出すことにしています。デスノートのように死ねとは言いませんが、名前を書いたヤツはクビになればいいのにとは思っています」

 社内での孤立を深めるこの考えでは、ますます負のオーラが出てしまいそうだ。何かあったときにかばってくれる人がいるかどうかは、残念ながら社内での「人望」によるところも多いのだ。

― 負け組50代になる人の特徴 ―




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