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18年勤めた会社を退社。40歳手前で「フリーランス書店員」になったワケ

 フリーになってからの久禮さんは、イラストレーターの妻と週3日ずつ仕事と家事を1日交代で回している。 「正直手取りを月々にならすと、店長時代の約半分ほどです。でも、その分労働時間も半分なので時間という資産が増えました。今は好きな仕事もできていますし、妻と子供と一緒に過ごす時間も増えたので、チェーン書店の店長時代には想像がつかなかったくらい、幸福度は増えました」  夫婦が主体的な時間の使い方ができることは、家族の幸せの第一条件なのかもしれない。 ●久禮亮太さん(43歳) 早大在学時代に、あゆみBOOKS早稲田店でアルバイト勤務。複数の書店を経て、あゆみBOOKS小石川店店長へ。’14年退職。’15年日本で唯一のフリーランス書店員として独立 ― フリーランスの明暗 ―
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