「婚活をやめるとなぜか結婚できる」の真実
こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。今回は、「婚活をやめたら、なぜか結婚できる理由」について私なりの解釈も交え、皆さんに共有させていただきます。
この業界で起業する以前、私の抱く結婚相談所やお見合いのイメージは正直いいものではありませんでした。「最後に駆け込む場所」という印象があり、お見合いというそれまで出会うことのなかった存在はわからないことだらけでした。
しかし、わからなかったからこそ、起業に際してお見合いをする上での決まりごとや仕組みを徹底的に調べ、さらには結婚相談所というサービスに関してもさまざまな情報をいただき、自社で提供するに至りました。
今では結婚相談所で出会い、結婚をしていった人たちの幸せな姿を見るたびに、この職業を選んでよかった、私にとても合う仕事に出会うことができたと確信しております。
「婚活をやめた人が結婚できる」の謎
でも、残念ながら、どの結婚相談所でも途中でやめる選択をしていく方もいます。婚活をやめる理由はさまざまですが、中にはなぜか「婚活をやめたら結婚できた!」というケースがあります。
なぜ婚活をやめたら結婚できたのか? 本来であれば効率よく出会いを増やし、結婚まで導くことのできるはずの婚活サービスから距離を置くと、本当に結婚しやすくなったのか?
率直に結論からお伝えすると、答えは「NO」です。では、なぜ婚活をやめたのに結婚できた人がいるのでしょうか。その理由を、ちょっと切り口を変えて、考えてみたいと思います。
焦りと固定観念が婚活を失敗させる
想像してみてください。あなたは仕事に出かける準備をしています。
「さあ出かけよう」と思ったら携帯が見当たらない。携帯電話がなくて家中を探すことになりました。携帯電話はマナーモードで音は聞こえません。そして、出かけなくてはいけない時間が刻一刻と迫っています。焦るあなた。自分がいつも置くであろう場所にはない。自分が通ってきたであろう場所にもない。
焦れば焦るほど同じ場所を何度も何度も見てしまう。「ここにあるはず」、「いつもならここにあるはずなんだ」……。しかし、見つかりません。
家の中では無意識のうちに行動していたことを後悔しつつ、頭の中では井上陽水の『夢の中へ』が流れています。仕事のため、携帯電話を持たずに出るわけにもいきません。
そう……この状態こそ、これがまさしく良い婚活ができていない人の心理なのです。
結婚適齢期を越え、気が付いたら周りはほとんど家庭持ち。「もう時間がない!」と焦っているあなた。相手を見つけたい。過去の自分の恋愛経験から「こんな感じの人が合うはず!」と同じ場所ならぬ、同じタイプの異性にずっとアプローチし、焦りと固定観念から、視野が狭くなってしまいます。婚活をしている人にとても多い精神状態です。
携帯電話を探していたお話のほうに戻りましょう。実はこの話は私自身の実話です。
結局、そのときは探すのをやめて代替機としてiPadを持ち、仕事へ向かいました。なんとか仕事を終えて、帰宅したときには、携帯電話はいつか出てくるだろうという気持ちで特に探すことはせず、家での仕事に取りかかりました。
そして、大好きな愛犬たちとトイレに入った瞬間、「あったー!」……なんと携帯電話はトイレにあったのです。
必死に探していたときは時間に追われ、「ここにあるはず」という固定観念もあったせいで、とにかく視野が狭くなっていました。何度も何度も同じ書類を持ち上げてみたり、ベッドルームに行ってみたり、洗面台に行ってみたり……無意識にココにあるはずという思い込みが行動に表れてしまっていました。
もういいやと諦めたときに初めて視野が広がり、フォーカスする部分が変化、普段あるはずもない場所から出てきたのです。
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