男性ホルモンを増やしたいなら、筋トレとマラソンどっちをすべき?
「最近なんだか疲れが抜けない」「イライラしやすくて、集中が続かない」「何をするにも全然意欲が湧かない」…………中年期に感じがちな原因不明の体調不良の原因は『男性ホルモンの減少』の可能性があるのだという。大ごとになる前に男性ホルモンを取り戻すための手段は確かにある。各分野の専門家たちが推奨する「男らしくあり続けるために必要なこと」とは? 今すぐ取り入れられる習慣を紹介する!
低下した男性ホルモンを自力で上げるため、真っ先に手を出すべきなのが筋トレだ。
「筋肉量が増えると男性ホルモンの分泌が増えます。男性ホルモンは主に精巣で作られますが、筋トレが精巣の動きを活発化させ、ホルモン分泌を促進してくれるのです」と語るのは内科医の岡宮裕氏。そして、いきなり筋トレするのは厳しいという人におすすめなのが、ウォーキングなどの有酸素運動だ。
「適度な運動は男性ホルモン促進に必須。一番簡単なのは、ウォーキングですね。通勤で歩く時間にもう15分を増やすのが望ましい。歩くことを習慣化できれば、達成感や気分転換にもつながるため、メンタル面でもホルモン分泌にプラスに働きます。また、勝敗のあるスポーツは、闘争本能を煽り、男性ホルモンを活性化する効果があるといわれていますよ」
逆に有酸素運動といっても、NGなのがマラソンと自転車。
「フルマラソンを年に5~6回やると男性ホルモンが低下するという報告があります。これは激しい運動をすると男性ホルモンが大量に消費され、回復するのに時間がかかるから。一度、フルマラソンを走りきると、元の数値に戻るまでに2~3か月かかるといわれています。どうしても走るのなら、一日5km以下に抑えましょう。あと、最近はロードバイクで通勤する人も増えていますが、サドルが精巣を圧迫して、男性ホルモン分泌を妨げることもあるようです」
よかれと思って始めたトレーニングが、かえって事態を悪化させないようにくれぐれもご注意を。
― 体調不良の原因は[男性ホルモンの減少]にあった! ―

筋トレはOK、マラソンはNG!
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