「もちろん、芽が出なくて、『結婚して綺麗に引退したい』と思っているコもいますから、そういう悩みや決断を尊重したうえで口説くのであれば、辞め時を探しているコには有効かもしれません」 　姫乃氏自身のタイプは？ 「私は基本ダメな男の人が好きなので……（笑）。自信満々で口説いてくる人より、イベントに新規のお客さんが来たときに『新規ファンを増やしたほうがいいから』と思わずおしゃべりする時間をほかの人に譲ってしまったり、自分の趣味の漫画の話をバーッとまくしたてて帰ってしまったり、ちょっと不器用な男性に惹かれます」 　物書きの仕事もしているため、漫画や本、音楽など自分の知らない世界を上から目線ではなく教えてくれる人にも惹かれるという。 「前に、吃音の人が出てくる漫画や本ばかりをピックアップして貸してくれた男性がいて。その人自身も少し吃音だったんですけど。具体的に口説かれたわけではないんですが、不器用な気持ちが伝わってくるようで、ぐっときました」 「地下アイドルなら俺でも……」などという傲慢な考えは一瞬にして見抜かれてしまうので要注意！ 【姫乃たま氏】 地下アイドル。『潜行～地下アイドルの人に言えない生活～』（サイゾー出版）、『職業としての地下アイドル』（朝日新聞出版）などの地下アイドル考は、吉田豪氏や宮台真司氏も絶賛 ― アイドルを彼女にする方法 ―