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企業の“バーチャルYouTuber”活用事例4つ…今やタレントよりも人気の存在感!?

根羽清ココロ×ロート製薬「同社初の副業Vtuber社員」

 根羽清ココロは大阪市に本社を置く製薬大手「ロート製薬」がプロデュースしている公式バーチャルYouTuber。  彼女は大学時代からYouTuberとして活動しており、「ロート製薬」に入社してからも副業として続けていたところを、社員の副業を認めている同社からロートの公式YouTuberにならないかと誘われ、いまに至ったとのことだ。  イラストレーターの藤ちょこ氏がキャラクターデザインを担当しており、今年6月7日にティザー動画である「【自己紹介】ネバセイココロ っていいます!#00」を投稿。同月10日(ロートの日)にライブ配信でデビューした。  会社ではスキンケアなどの研究をしているそうで、チャンネル登録者数10万人を目標に週1本ほどのペースで動画を投稿している。
 イケメンのサッカー部員でありながら、肌が焼けると赤くなる敏感肌と部活帰りの汗の匂いが悩みという、高校3年生の弟・根羽清オトもいる。ロートの男性用商品を姉からもらい愛用中らしい。

電脳少女シロ、YUA、ばあちゃる×42(FORTYTWO)「原宿系ブランドとコラボしてアパレル展開」

 “バーチャルYouTuber四天王”として挙げられる電脳少女シロと、「Exys株式会社」が制作・チャンネル運営する次世代YouTuberのYUA(藤崎由愛)、そして、2017年8月から活動し世界初の男性バーチャルYouTuberを自称するばあちゃるがコラボしたのは、ニューエイジサブカルチャーをコンセプトに掲げる原宿系ファッションブランド「42(FORTYTWO)」。  「42(FORTYTWO)」は今月23日(木) から26日(日)までの間、パーカーやTシャツなどの期間限定コラボアイテムやオリジナルアイテムを取り揃えたポップアップショップを、ラフォーレ原宿にオープンさせる。  電脳少女シロとばあちゃるは株式会社アップランドが運営するバーチャルYouTuberプロダクション「.LIVE」に所属。アイドルとなっていつか武道館でコンサートすることを夢見ながら、バーチャルYouTuber活動をしているという電脳少女シロだが、ゲーム実況動画などで話題を呼んで、現在のチャンネル登録者数は52万人を誇っている。

 YouTuberやクリエイターに代わって動画に登場するキャラクターであるVTuberだが、起用する側の企業にとっては、現実に存在するタレントよりもスキャンダルなどのリスクが低く、プロジェクトやプロモーションに合わせて対応しやすいといったメリットがあるらしい。  最近では萌系以外のVtuberも増えているようだが、今後どんな話題を提供してくれるのか楽しみだ。<文/伊藤綾>
1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii
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