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阿部サダヲが知られざるサラリーマン時代を語る「実質3年ほどでしたけど、時間が止まってました」

「○○したりして」の気持ちを忘れたくない

――30代はいかがでしたか。 阿部:子どもが生まれたのがちょうど30歳なので、そこからちょっと家族に対する意識が生まれたかもしれないです。いや、確実に生まれましたね。あとは何か目標を先に立てちゃう時期でした。「子どもいたら車あったほうがよくない? 買っちゃう?」みたいな。“それ、やってみよっか”みたいな時代が30代だったかも。そして、それがだんだんと形になっていったときでもありました。 ――日々、充実していましたか? 阿部:子どもができて、仕事も軌道に乗って、そこからやっと仕事や芝居のことについて考えられるようになりました。失礼な話ですけど、35とか36歳ぐらいになってようやく「あ、相手役っていうのがいるんだ」と(笑)。芝居は一人じゃできない、自分だけやればいいってもんじゃないんだって。 ――40代に入るとまた違う変化が出てきましたか。 阿部:それまでは脇で跳びはねてるような役が多かったけど、30代後半ぐらいからけっこうメインの役をやらせてもらうようになってまた変わりましたね。最初の頃は役者もバンド活動も「○○したりしてみて」みたいな冗談半分の気持ちがどこかにあった。「いつか武道館でやったりしてみて」とか。もちろん実際にやるとなると覚悟を決めざるを得ないんですけど、“したりしてみて”ぐらいの軽いノリのときってなんか好きなんですよ。いまだにそういう気持ちは忘れないようにしてます。 ※10/2発売の週刊SPA!のインタビュー連載『エッジな人々』から一部抜粋したものです 【阿部サダヲ】 ’70年、千葉県生まれ。’92年、大人計画に参加。同年、舞台『冬の皮』でデビュー。代表作は映画『舞妓Haaaan!!!』『なくもんか』『殿、利息でござる!』『彼女がその名を知らない鳥たち』、ドラマ『マルモのおきて』『心がポキッとね』『下剋上受験』など 取材・文/中村裕一 撮影/寺川真嗣 ヘアメイク/中山知美 スタイリング/チヨ(コラソン)株式会社ラーニャ代表取締役。ドラマや映画の執筆を行うライター。Twitter⇒@Yuichitter
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表紙の人/有村架純

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