美容整形するおじさんが急増。目や鼻、下半身まで…
一昔前は、『美容整形』と聞くとなんとなくタブーな感じがしたものだが、多様性が認められ始めている現代社会、そして美容外科技術の進歩もあってか、最近では比較的ポピュラーなものへ変わってきているという。そしてそれはおじさんたちの間でも同様で、近年、お直しをする40~50代男性が増えているという。
かつて都内美容外科に勤務していた山田さん(仮名・31歳)は、おじさんのお直しについてこう語る。
「ひとくちに『整形』と言っても、種類は多岐にわたります。40~50歳の男性で美容外科に来られる多くは、まず脱毛や薄毛に関心がある場合ですね。ビジネスマンの方は特に髭などの、外見上にあらわれる部分を気にして相談に来ます。ただ、もちろん一般の人が美容整形と聞いてイメージするような治療をしていることも多かったです」
それはどのような内容なのだろうか。
「ズバリ、目や鼻などのパーツ面です。長年一重まぶたに悩んでいた人や、鼻をすっきりさせたいという理由で来院してくる人がほとんどでした。若い人の整形となんら変わりませんよ(笑)。目の手術だと2、3万円から、鼻だと10万円からの値段が一般的なのですが、そういった安価な値段で出来るのも後押しになるんでしょうね。今の時代、二重にする手術なんて整形の内には入らないと言われています。それは年齢を重ねた男性でも例外じゃないんですよ」
確かに目や鼻などの整形といえば想像に難くないが、主に女性や若い男性のやるイメージがある。年を重ねたおじさんがそういった整形手術に手を出すきっかけとなった出来事は何なのだろうか。
「これは年齢性別に限らずの話ですが、著名人のカミングアウトが大きいと思いますね。テレビなどで整形を告白する人って増えてるじゃないですか。それに付随して、美容外科のCMなどが頻繁に流れたりすることで、整形がとてもポピュラーなモノへと変わってきました。巷では、匿名でできる相談サービスや簡単に情報収集が出来るサイトなども増えてますしね。
もう一つはやっぱりSNSです。今や誰もが当たり前のようにSNSをやってるじゃないですか。不特定多数の人間と交流を持つ場ができ、年配の人が若い人の感性に触れる機会が増えましたよね。現に僕の勤めていた病院に来た当時45歳くらいの男性は、インスタグラムで繋がっている若い女性がアップする整形に関する投稿がきっかけで、「お直しを決意した」と言ってました(笑)。その方はそれまで整形と言うと『改造』みたいに思っていたそうなんですが、女性が投稿したあまりに自然な術後写真に驚いて、これならやってみたいと。埋没法で二重まぶたにして帰りましたよ(笑)」
脱毛、薄毛治療は当たり前、二重瞼にすっきりお鼻まで…
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