一人呑みへべれけ珍事件簿【ベロ酔い自沈編】

仕事の帰りにフラッと立ち寄った店で、静かに気ままに1杯――。そんな一人呑みは、”リセット飲み”とも言われ、いい気分転換になり、精神衛生上、とても良いとか。とはいえ、酒が回れば何かが起こる。夜な夜な、盛り場で繰り広げられる「へべれけ事件簿」は、きっと今宵、誰かと交わす杯のいい”酒の肴”になるはず

ベロ酔い自沈編

酔いが醒め、気づけば警察。ウンコまで漏らしていました
(38歳・男・物流)


「酒、人を酔わしめず人自ら酔う」――その意は、「酒に酔うのは酒の罪ではなく、己の罪」。そう、「バーのオーナーが力自慢なのは知っていたが、酔って気が大きくなったのか、腕相撲を挑み、右腕を折られて救急車で搬送された」(28歳・男・美容師)のも、「一人で呑み過ぎ、帰りの電車で爆睡。小田原で降りるつもりが、目覚めたら、名古屋。一泊して、翌朝、新幹線で出社」(34歳・男・建設)する羽目になるのも、すべて自業自得。「誰かが一緒にいて、止めてくれていたら」と思ったところで、後の祭りである。

「バーで隣の女性が話しかけきて、奥の席に移ったのが最後の記憶で……なぜか、ホテルの廊下にパンツ一丁で立っていた。仕方なく、業務用エレベーターで地下に降り、警備員に拘束」(41歳・男・IT)された男性、荷物は無事だったとかで、失くしたのは甘かったであろう記憶だけか。しかし、”おひとりさま”の最中に、記憶が飛ぶと、「仕事で嫌なことがあって眠れず、パジャマに上着を羽織って近所の居酒屋へ。店主に愚痴っていたことまでは覚えているが……あまりの寒さに目覚めると、そこは、茨城の大津港」(32歳・男・芸能)と、命の危険があれば、「ドイツ1人旅で撮った写真を現像すると、ビアホールで満面の笑みでグラスを掲げる私と、私の頬に左右からキスをするマッチョな白人男性2人という、まるで身に覚えのない写真。記憶を必死に辿ると、1人でガンガン呑んでいたとき、イギリス軍の集団にナンパされたことを思い出した」(36歳・女・印刷)と、貞操の危機も。

 まあ、何事もなければ、一人呑みの失態も、いい酒の肴なのだが、

「会社の飲み会の後、バーで一人で呑み直したところまでは覚えていたが、気がついたら警察の保護室。状況がまるでわからなかったうえに、さらに、ウンコを漏らしていることに気づき……、パンツをその場に捨て、逃げるように帰った」(38歳・男・物流)なんてのは、さすがに笑えない。

 酒はほろ酔い、気持ちがよくなる程度が美しいとわかっちゃいても……懲りないのが酔っ払いの酔っ払いたるゆえんなわけで。

― 一人呑みへべれけ珍事件簿【3】 ―




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