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『Mステ』に新人・並木万里菜アナがデビュー。今振り返る“若手で大抜擢された女子アナ”伝説

【フジ】宮澤智:タレント性を武器に、1年目で『すぽると!』キャスターに

 次は、現役フジテレビアナウンサーの宮澤智を取り上げよう。彼女は入社1年目である2012年、人気スポーツニュース番組『すぽると!』に起用された。  彼女の前任は、元アイドルという経歴を持ち、まさに女子アナ界のアイドル的な存在だった平井理央。平井の後を継ぐのは、宮澤のような新人にはさぞかし荷が重かっただろうと思いきや、実は宮澤も元タレントだったのである。ホリプロのオーディションを足がかりに、早稲田大学在学中から情報・バラエティ番組『PON!』(日本テレビ系)のお天気お姉さんとして頭角を現していたのだ。  2014年には『すぽると!』で原稿を読んでいる最中に、なぜか笑いが止まらなくなってしまうという“放送事故”も見られたが、それもご愛嬌。今年4月からは、『めざましどようび』のメインキャスターとして注目を浴びている。

【日テレ】岩田絵里奈:入社半年で『世界まる見え!』などレギュラー3本獲得

 最後にピックアップするのは、日本テレビの岩田絵里奈アナウンサー。冒頭で触れた並木アナ同様、今年の春に入社したばかりのルーキーだ。  彼女は半年の雌伏のときを経て、9月には『オードリーのNFL倶楽部』『世界まる見え!テレビ特捜部』、10月からはニュース番組『シューイチ』へのアシスタント出演が相次いで決定。一気に3本ものレギュラー番組を抱える売れっ子となった。  すでに只者ではない気配が漂っているが、何を隠そう、彼女もタレント経験者なのである。かつては「岡崎歩美」という芸名で、いくつかのテレビドラマやCMなどに登場していた。趣味には慶應義塾大学在学中に覚えたマジックを挙げるなど、エンターテインメント精神も旺盛なようで、そうした性格が『世界まる見え!』などのバラエティ番組に活かされているのかもしれない。

 ――桑子アナのようにじわじわと地位を高めていった例もあれば、宮澤アナや岩田アナのようにタレント経験を買われ、入社間もないうちから即戦力として看板番組に抜擢された例もある。未来のスター女子アナは、どんな番組からどんなタイミングで輩出されるのか、心待ちにしたい。<文/A4studio>
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