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『Mステ』に新人・並木万里菜アナがデビュー。今振り返る“若手で大抜擢された女子アナ”伝説

 今年10月19日の放送より、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)の10代目サブMCに就任した並木万里菜アナウンサー。同番組の長い歴史のなかでも、入社1年に満たない新人アナが司会に登用されるのは異例のことで、テレビ局側が彼女にかける期待の大きさがうかがえる。


『Mステ』の先輩たちのなかには、下平さやか・堂真理子・竹内由恵など、MCを卒業後に他番組へと活躍の場を広げていった女子アナウンサーが多い。いずれも現在は複数のレギュラー番組に出演しており、並木アナも将来、彼女たちに続く躍進が見込めそうだ。

 しかし、女子アナが若くしてテレビ局の看板番組に抜擢されるのは、テレビ朝日に限った話ではない。過去にはどんなケースがあったか、5人の女子アナの名前を挙げながら振り返っていこう。

【NHK】桑子真帆:東京に異動して2年で『紅白』総合司会に


 まずは昨年、60年以上の歴史を誇る『NHK紅白歌合戦』の総合司会に大抜擢された桑子真帆アナウンサーだ。NHKには2010年に入局し、最初に配属された長野放送局では3年間、その後は広島放送局で2年間勤務。この間、平日朝のローカル情報番組『おはようひろしま』のキャスターや、子ども向けのバラエティ番組『ワラッチャオ!』の初代お姉さん役など幅広い仕事を経験し、着実にキャリアを積んでいった。

 そんな彼女に転機が訪れたのは、2015年のこと。東京アナウンス室への異動に伴い、『首都圏ニュース845』のキャスター、『NHKニュース7』のサブキャスターに就任。さらには土曜夜の人気番組『ブラタモリ』のアシスタントにも選ばれ、「桑子真帆」の顔と名前は、お茶の間へと急速に知れ渡ることになる。

 その勢いは止まることなく、今年の『紅白』でも昨年に引き続き総合司会を務める予定。名実ともにNHKの看板アナウンサーとなった彼女の動向には、来年以降も目が離せない。

ニュースウオッチ9

2017年からは『ニュースウオッチ9』のメインキャスターに。平日は毎晩、その笑顔で視聴者を癒してくれる(画像はNHK『ニュースウオッチ9』公式サイトより)

【元フジ】中野美奈子:新人で『めざましテレビ』→『とくダネ!』へ


 続いては元フジテレビアナウンサーで、2012年にフリーへ転身した“ナカミー”こと中野美奈子である。フジテレビに入社した2002年から2009年まで、情報番組『めざましテレビ』の情報キャスターを担当。大学で「ミス慶應」に輝いたこともある美貌も手伝い、“朝の顔”として親しまれていた。

 2009年からは『情報プレゼンター とくダネ!』で小倉智昭のアシスタントをこなし、また新たな顔をのぞかせるように。この年にオリコンが発表した「好きな女子アナウンサーランキング」では、それまで5連覇を達成しており、フジテレビの先輩でもあった高島彩アナから1位の座を奪っている。

 現在は夫の海外赴任に付き添う形で、シンガポールに拠点を移しているが、今年9月17日には『とくダネ!』の5000回記念スペシャルにシンガポールから生出演。久々の登場にも関わらず小倉智昭に「変わってない」と言わしめ、その存在感は健在だった。

中野美奈子

2016年に1児の母となったナカミーは今、シンガポールでの子育てに励んでいる(画像は中野美奈子公式ブログより)

【元テレ東】大橋未歩:入社2年で掴み取ったアテネオリンピック取材


 元テレビ東京で、今年からは中野美奈子と同じくフリーアナウンサーとして活動中の大橋未歩。2002年に入社した彼女は、2年後には早くもアテネオリンピックの取材という大役を任されている。

 就活していた頃からオリンピックの仕事を夢見ていたという彼女だが、その道のりは決して順風満帆ではなかったらしい。前任キャスターの寿退社を機に、入社半年で『激生!スポーツTODAY』に携わるようになっても、彼女は新人ゆえの不安を隠すため、周りのスタッフに素直に教えを乞うことができなかったそうだ。

 そんな姿勢が災いしてか、やがて彼女はプロデューサーに「お前はスタッフに嫌われているから、アテネには行けない」と突き放されるも、自分の思いを必死で伝え、見事に夢を叶えている。アテネでの取材を成功させたのはもちろんのこと、2013年には脳梗塞という病も乗り越えており、彼女のハングリー精神には見習うところばかりといえるだろう。

大橋未歩

2006年には週刊誌での連載をまとめたフォト&エッセイが出版され、好評を博した(画像は集英社刊『行け!行け!テレビ東京・女性アナウンサー大橋未歩のミホちゃんねる!』より)

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入社半年で『世界まる見え!』などレギュラー3本獲得したのは…

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