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賢い盲導犬も「家では普通のワンちゃん」。全盲の使用者が語るリアルな生活

 先日、盲導犬のある行動を取り上げたツイートに大きな反響が集まった。 <盲導犬って、お店に入ったらどうするかってご存知ですか?歩き回ると思われるかも知れませんが、実は盲導犬は入店すると、必ずテーブルの下もしくは使用者の足の下に待機をします。でも、これを知らなかったら入店を拒否する気持ち、分かります。だから盲導犬の賢さについて知って頂けると嬉しいです
浅井純子

写真は、浅井純子さんのTwitter(@nofkOzrKtKUViTE)より

 飲食店の店内での盲導犬の行動について言及した投稿に添えられたのは、使用者の足元に潜り込んでおとなしく座り、待機している犬の写真。「知らなかった。教えてくれてありがとう」「素晴らしい!可愛い」「賢くておとなしくて、ベストパートナーですね」などのコメントが寄せられたこのツイートは、4月21日時点で5.7万件のリツイートと19.2万のいいねを獲得している。  投稿者はYouTubeやTwitterで全盲の生活を発信している、視覚障がい者の浅井純子さん(@nofkOzrKtKUViTE)。今回はそんな彼女に、盲導犬や視覚障がい者の暮らしについてお話を伺った。

自分で危機を察知する賢い盲導犬も家では“普通のワンちゃん”

 そもそも、浅井さんは何をきっかけに自身の生活を発信しようと思ったのだろうか。 「これまでもさまざまな盲導犬使用者の方々が盲導犬の認知度向上のために行動していましたが、私自身もより盲導犬のことを広く知ってほしいという思いがありました。  そこで、視覚障がい者が盲導犬と普段どのような生活を送っているのか、どこに楽しみを見出しているのか、どんな目線で世界を見ているのか……といったことをYouTubeで発信し始めたんです」(浅井さん、以下同)
目の見えないじゅんじゅんと盲導犬ヴィヴィッドのポケットチャンネル

画像は、YouTube「目の見えないじゅんじゅんと盲導犬ヴィヴィッドのポケットチャンネル」の動画『【Jun&Vi】第5回「日常生活について」』より

 今回注目されたのは盲導犬が店内で待機する姿だったが、ほかにも賢い行動を取るようだ。 「盲導犬は交差点の前では必ず停止し、使用者の進めという命令で横断歩道を歩行しますが、危険を察知すると自分で考え、命令を無視して停止することもあるんです。  外では交差点で停止したり、階段などの段差があることを伝えてくれたりしてくれますが、家に帰ると普通のワンちゃんです! ぬいぐるみを持って走り回っていますし、一緒にボール遊びをすることもあるんですよ」

頭の中に地図が入っていない場所には行けない

 では、逆に盲導犬が傍にいてもできないことはあるのだろうか。 「すべてにおいて、初めて行うことは盲導犬がいてもできません。私の頭の中に地図が入っていない場所には盲導犬を誘導できないので行くことができませんし、初めて訪れるレストランでは椅子の場所がわからないんです。 たとえその場に誰もいないとしても、私が人の助けを借りるには大きな声で呼びかけるしか方法がありません。なので、些細なことでも声をかけていただけると、本当にありがたいです。ほかの人の助けがあるからこそ、私たちは盲導犬と歩行することができます」
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