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男性ホルモンの低下は大病を招く!? 男の老化をとめる方法

転落する50代の共通点

男性ホルモンとビタミンDで老化をストップ

― 医学博士 満尾正氏 ―  ストレス過多な上に老化も進む中高年には、多くの健康リスクがあります。特に注意したいのが、男性ホルモンの低下。これを放置すると更年期障害を招き、無気力、不眠、うつ病を発症する恐れがあります。  さらに、老化に拍車がかかることで心筋梗塞、脳卒中、認知症などのリスクも格段に高まります。このように中高年の男性がもっともケアすべき男性ホルモンの原料となるのが、“若返りのホルモン”と呼ばれる「DHEA」。  里芋・自然薯といった粘り気のある芋類に含まれ、心筋梗塞、動脈硬化、糖尿病といった生活習慣病予防にも効果がある優れものです。男性ホルモンのバロメーターである“朝勃ち”が悪くなったら、危険信号と思って芋類を摂取しましょう。  また、同様に中高年男性に不足しがちなのが「ビタミンD」。このビタミンは、「ジョギングや散歩で日光を浴びる時間を増やす」か「青魚を食べる」ことで補えます。ただし、マグロやカジキといった大型魚は、水銀濃度が高く、食べすぎると体に有害。鮭または、アジやサンマなどの小型の青魚がベストです。  ビタミンDが不足すると、うつ病や自殺に繋がる精神障害、糖尿病、動脈硬化、免疫力低下などが引き起こされますから注意してください。 <満尾正氏の金言> 1.ビタミンDを摂取して健康状態を底上げする 2.DHEAで男性ホルモンの分泌量を促す 3.マグロなどの大型魚の食べすぎは控える 【満尾正】医学博士 満尾クリニック院長。キレーション治療の経験は2万5000件超。著書に『50代からの「老いない体」のつくり方』(三笠書房)など ― 転落する50代の共通点 ― <取材・文/谷口伸仁 野中ツトム(清談社) 古澤誠一郎 取材・文・撮影/宮下浩純(本誌)>
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