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人生転落した50代の共通点 4割が「学生時代に勉強しておけばよかった」と後悔

 年功序列が崩壊したといわれるが、いまだに年齢階層別平均賃金では50代がピーク。しかし、リストラ、転職失敗、介護など、一度道を踏み外せば、いとも簡単に年収300万円以下へと転落する。バブル期に入社し、「恵まれていたクセに」と同情もされない悲しい世代の横顔は、明日の我が身だ。今まで語られることのなかったそんな転落50代のリアルから、社会人後半戦の教訓を学び取る。 転落する50代の共通点

転落50代の共通点とは?

 数字によって彼らの平均像を浮かび上がらせることで、その回避術を探っていこう。  今回調査した「年収300万円以下の50代男性・300人を対象にしたアンケート」によれば、過去の最高年収は「300万~600万円未満」が全体の7割を占め、600万円以上は2割弱。年収600万円を超えれば一応のセーフティゾーンと言えそうだ。  さらに、過去最高の貯蓄額は「300万円未満」が約半数で、300万円がひとつの分水嶺に。十分な早期退職金を得たセミリタイア組と思われる「貯蓄1000万円以上」の割合は15%にすぎず、ほとんどが転落とともに家計は火の車であることが窺える。  具体的な転落理由については、「介護」(6%)や「うつ」(7%)は少数派で、「リストラ」(22%)と「転職失敗」(20%)がやはり上位を占めた。注目すべきは、「自分の能力が足りなかった」(15%)、「気力・体力がなくなった」(15%)が「会社の業績の悪化」(8%)や「景気の悪化」(7%)よりも上位にきたこと。自己責任論からくる諦めの境地は、底が抜けた転落リスクにさらに拍車を掛けかねない。
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あなたは大丈夫? 転落50代のチェックリスト
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