エンタメ

ファンとキス、全裸でダッシュ…アイドルたちの過激エピソード列伝

CY8ER:100円でハグ、2000円追加でキスの過激イベントを開催し…

 握手会に代表されるアイドルと触れ合えるイベントを“接触”と呼ぶが、地下アイドル界隈では接触イベントが過激化し、問題になっている。  そんななか、2017年にはアイドルグループ「CY8ER(サイバー)」が、100円でアイドルとのハグを、もう2000円払えばキスできるイベントを開催すると告知した。さすがに行きすぎでは、と波紋を呼んだが、当日、メンバーたちは全身防護服に身を包み、さらに詰め物を詰め込んだパンパンの状態で登場。ファンを馬鹿にしているのかと非難されるかと思いきや、問題視される接触イベントを逆手に取った渾身のネタに、むしろ称賛が集まったのだった。


かみつき!MAD-DOG:デビューライブでカブトムシを食べて事務所クビ

 今年の3月、「かみつき!MAD-DOG」という地下アイドルがステージ上でカブトムシを食べるパフォーマンスを行い、ネット上を騒がせた。  メンバーのひとりである雨が、目隠しをした状態で虫をテイスティングする“利き虫”に挑戦するといった企画で、このステージは彼女たちのデビューライブでもあった。まさかのパフォーマンスに観客も半ばドン引きし、かみつき!MAD-DOGは所属事務所をクビになった。が、「デビューライブでカブトムシを食べてクビになったアイドル」というロックスター顔負けのエピソードで、むしろ知名度は急上昇したのだった。  そこまでやるか? という意見も寄せられていたが、もともと雨は昆虫食を趣味としており、当人たち的には、ちょっとした自己紹介くらいの気持ちだったそう。

有坂愛海:独身だった一人のファンのために追悼ライブ開催

 握手会などの接触イベントが一般的になってきたとはいえ、アイドルとファンは一定の距離感を保つもの。しかし、「アラサーロリータシンガー」のキャッチコピーを持つ地下アイドル有坂愛海は今年の4月、たったひとりのファンのためにイベントを開催した。  そのイベント名は、「おっきゃん追悼ライブ おっきゃんがいナイト」。「おっきゃん」氏は10年間、有坂のほぼ全てのライブに参加していた熱心なファンなのだが、昨年亡くなっており、また家族もいないため葬式も挙げられていなかったそう。ファンの間でも顔が知られており、また有坂にとっても10年来の付き合いがある存在であったため、葬式の代わりにとイベントを企画し、アイドル流の見送りをしたのだった。

 アイドル戦国時代と叫ばれて久しい昨今。普通に活動するだけでは生き残れない、という事情もあるのだろうが、炎上商法頼みというのも問題だろう。だがしかし、今回紹介したアイドルたちの“事件”は、決して炎上商法などではなく、彼女たちなりに真剣に“自身のアイドル観”を突き詰めていった結果なのではないだろうか。<文/A4studio>
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