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TRFのDJ KOOは元お笑い芸人!? 意外と知らない“元お笑い”の芸能人たち

山本太郎:参議院議員も、かつては「メロリンQ」

 山本太郎は、参議院議員として活動している元タレント。国会において、舌鋒鋭く質問をする模様を、ニュースなどを通じて見たことがある方も多いだろう。  山本の芸能界入りのきっかけは、高校1年生の時に出演した『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)内のコーナー「ダンス甲子園」だ。高校生を中心としたダンスブームの立役者となったこのコーナーで、体にオイルを塗った海水パンツ姿で、「メロリンQ」と叫びながらステッキを振り、珍奇な動きをする一発芸が人気となったのだ。  デビューの経緯から、お笑いへ進むのかと思いきや、その後は役者業でブレイク。気のいい青年から、強面のやくざまで、幅広く役柄をこなせる俳優として、長らく活躍していた。
山本太郎

タレントから政治家になった山本。「メロリンQ」と奇声を上げていた時代が、今となっては想像がつかない。(山本太郎オフィシャルブログより)

吹越満:ロボコップを模写して人気者に

 深夜番組が若者からの注目を集め、全盛を迎えていた時代に、バラエティ番組や演芸番組に数多く出演していたのが吹越満だ。彼は、当時参加していたワハハ本舗仕込みの、下ネタや放送コードギリギリのネタ、お馬鹿で下らないコントなどで爆笑を誘い、テレビから引っ張りだこだった。  なかでも、吹越の代名詞といっていいほど有名なネタが「ロボコップ演芸」。口で擬音を付けながら、『ロボコップ』を再現するそのマニアックな芸は、当時の視聴者に強いインパクトを残した。いぶし銀の演技で、映画やドラマを支える彼にしては、意外な過去だといえるのではないだろうか。
吹越

演技派俳優の吹越も、お笑いで名を上げたタレント。彼の一人舞台では、若かりし頃のネタをリメイクしたものを、披露したこともあるという。(『フキコシ・ソロ・アクト・ライブラリー mr.モーション・ピクチャー』日本コロムビア)

石倉三郎:いぶし銀俳優はお笑いコンビを組んでいた!?

 俳優として、渋い活躍を続ける石倉三郎にも、コメディアンとして活動していた時期がある。  東映に入社、役者としてキャリアをスタートさせ、任侠映画などに端役で出演していたものの、5年と持たずに退社してしまった石倉。その後、演芸界に活動の場を求め、「コント・レオナルド」というコンビで、ときの漫才ブームに乗り、大ブレイクを果たしたのだ。  コンビ間の不仲もあり、コンビを解散した後に、もう一度役者に軸足を移した石倉の活躍はご存知の通り。多くの映像作品に俳優として出演し、脇役として名演を披露、数多の作品を支える名役者として現在の地位を築いている。
石倉

芸人から俳優に転身した後、名脇役として第一線で活躍を続けてきた石倉は、高倉健や北野武といった大物芸能人とのエピソードを綴った自叙伝も出版している(『粋に生きるヒント』ロングセラーズ)

 ――過去に“お笑い”時代を持つ、人気タレントたちを紹介させていただいた。今では他のジャンルで活躍している彼らだが、その活躍には、お笑いの舞台で培ってきた経験が、存分に活かされているように思える。これからも、“元お笑い”勢の活躍は続くのではないだろうか。<文/後藤拓也(A4studio)>
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