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清野菜名「シロクロ」で見せる驚きの身体能力はどう磨かれた?

 『今日から俺は!!』や『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』、『あなたの番です』といった高視聴率ドラマを続々と送り出してきた、日本テレビ系列の日曜ドラマ枠。この枠で今年1月から放送中の『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』も、例に漏れず話題を呼んでいる。  なかでも注目を浴びているのは、W主演の一翼を担っている清野菜名だ。表の顔は天才と騒がれた過去を持つ囲碁棋士・川田レン、裏の顔は驚異的な身体能力で悪事に“シロクロ”をつける謎の女・ミスパンダという難しい役どころを熱演し、好評を博している。  また、清野が劇中で見せる華麗なアクションシーンは、“シロクロ”という略称で呼ばれているこのドラマの大きな売りだ。回し蹴りやバク転といった美しい“体技”には、「もっとアクションシーンを見たい」という視聴者の声が、数多く寄せられているらしい。
 そこで今回は、ルックスは清純派でありながらも演技派かつ肉体派の女優・清野菜名にスポットライトを当て、その経歴を紹介しよう。

芸能界入りは小学6年生!?

 清野が芸能界入りを果たすきっかけとなったのは、ローティーン向けのファッション誌『ピチレモン』。小学6年生の頃、当時の少女たちの間では“オーディションごっこ”が流行していたそうで、「好きな食べ物は?」などと質問して、それに答えるという遊びをしていたとのこと。  そんなある日、友達の一人が本物の応募用紙を持ってきたことから、清野は2007年に開催されたピチレモンのオーディションに参加し、グランプリ・ペンティーズ賞を獲得。同誌の専属モデルとしてデビューし、2011年に卒業するまで活動を続けた。  もともと、スポーツ選手か芸能人になりたかったという清野。自身の夢は叶った形だが、一緒に応募した友人たちのなかで、ただ一人自分だけに合格通知が来たため、かなり気まずい思いをしたそうだ。

『バイオハザード』をきっかけに、本格的にアクションの道へ

 実は、全日本レベルのバレーボール選手だった母親を持つ清野。その運動神経は学生時代からずば抜けていたようで、中学生のときには、陸上部の顧問の依頼で出場した走り幅跳びで好記録を残し、全国大会に出たこともあるのだとか。  高校への推薦話も持ち上がったことから、陸上へと進む道もあったようだが、迷った末に芸能を選んだ清野は、地元の愛知から東京の芸能系学校へと進学し上京。そこではアクション部に所属し、週1回のペースで活動していたそうだ。  また清野は、上京のストレスが溜まっていた時期に観た映画『バイオハザード』の、ミラ・ジョヴォヴィッチのアクションに感銘を受けたことから、部活動のみならず本格的なアクションレッスンも1年間受講していたという。モデルとしては身長が足りないという自覚もあり、次第にアクション女優を目指すようになっていったようである。

『TOKYO TRIBE』での体当たり演技でブレイク

 モデルから女優へと転身した清野が、初めての演技を経験したのは、2011年に放送されたドラマ『桜蘭高校ホスト部』(TBS系)でのこと。しかし、それまで演技レッスンすらマトモに受けていなかったことから、かなり苦戦した様子。のちに当時を回想した彼女は、演技に楽しさを感じることができなかったばかりか、演じることがコンプレックスになってしまったと語っている。  当然のように女優としての仕事は来なくなり、一時期の清野は週に5日、早朝までアルバイトをして生計を立てていたという。まれに仕事が入っても、画面に顔の映らないスタントマンや、別の女優のボディダブル(替え玉)要員だったそうだ。  そんな彼女にとって大きな転機となったのが、2014年公開の園子温監督映画『TOKYO TRIBE』への出演である。最初のオーディションでは、「業界に染まっててムカついた」と監督からの不評を買い、芝居を見せる間もなく落ちてしまったのだとか。しかし、アクションメンバーを選ぶために2度目のオーディションが行われ、アクション審査でキラキラと輝いていたという清野を見た監督は、評価を一転し、彼女をヒロインに抜擢した。  この『TOKYO TRIBE』でアクションあり、ラップあり、ヌードシーンありという難しい役どころを体当たり演技でこなした清野は、『第3回ジャパンアクションアワード』ベストアクション女優賞や、『第36回ヨコハマ映画祭』最優秀新人賞を受賞している。
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そして、誰もが認める実力派女優へ
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