更新日:2018年12月25日 13:19
スポーツ

新10番・中島翔哉がサッカー日本代表の運命を決める

中島翔哉

「リトルジーニアス」にビッグクラブ移籍の噂も

 地元紙『A Bola』は中島のここまでの活躍ぶりについて「リトルジーニアス」などと称賛しているが、かつて浦和レッズでプレーし、現在はポルティモネンセで副会長を務めているロブソン・ポンテ氏は、中島を高く評価したうえで、移籍問題について、こう話してくれた。 「どんな相手にも、ゴールに向かっていくショウヤの姿勢はすばらしいし、ポルトガルに来てからも日々成長している。今季は強豪スポルティング戦で2ゴールを挙げて、チームをほぼ一人で勝利に導いた試合もあった。ヘディングを除けば、すべてが完璧(笑)。今、多くのクラブがショウヤに関心を持っているのは間違いないが、我々は彼がいちばん幸せになる道を探そうと思っている」  一方の中島は「最後は自分で決める」としながらも、移籍についてはこう触れた。 「欧州チャンピオンズリーグは子供の頃から見ていましたし、ずっと出てみたいと思っていた大会でもあります。ただ、そういうことにこだわるより、次に行くチームでもサッカーをより楽しんで、成長することが大事かなと思います」  森保ジャパンのここまでを振り返っては「ロシア組とメンバーが変わりましたが、今までとは違ったサッカーが見せられているのでは。そのなかで(4勝1分けと)結果が出せたのはよかった」と言う。  サッカーや試合について話を向けると、常々「とにかく楽しむこと」と繰り返している中島だが、その彼が最も楽しいとするのは、やはり「ボールに触っているとき」と語る。  アジアカップでもこれまでの親善試合と同様、中島が楽しそうにボールを持つ時間が増えれば、日本ペースとなるはず。一方で、劣勢になったときに、中島がどういうアクションでチームに貢献できるか。新10番から真の10番へ。アジアカップは森保ジャパンだけでなく、中島翔哉にとっても大事な試金石となる。 ▼中島の移籍金は26億円!? 英・プレミアリーグが有力 今冬の移籍先として、いくつかの英プレミアリーグのクラブの名が挙がっているが、最有力とされているのが今季好調のウォルバーハンプトン(12/18時点でリーグ7位)。指揮官はポルトガル人で、チームには多くのポルトガル人選手が在籍し、そのスタイルも中島に合うとされる。移籍金は最低でも2000万ユーロ(約26億円)との報道も <日本代表アジアカップ日程> 1/ 9(水)20:00対トルクメニスタン 1/13(日)22:30対オマーン 1/17(木)22:30対ウズベキスタン 1/21(月)~決勝トーナメント ※各組上位2チームに加え、3位の上位4チームの計16チームが決勝トーナメントに進出。決勝は2月1日 取材・文/栗原正夫 撮影/渡辺航滋 ※週刊SPA!12月25日発売号「今週の顔」より
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週刊SPA!1/1・8合併号(12/25発売)

表紙の人/ 木村拓哉

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