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平成最後の有馬記念で大穴を開ける1頭は?

 人気競馬ブログ「TAROの競馬」を主宰する競馬予想家のTARO氏。秋から始まったG1戦線において、日刊SPA!でも予想を披露してくれた。そんなTARO氏が有馬記念を前に「1頭だけ狙うならこの穴馬を……」と、本誌に語ってくれた馬とはいったいどの馬なのか。新刊『万馬券の教科書』(ガイドワークス)も発売され絶好調のTARO氏が一年を締めくくる穴馬について語りおろした。

有馬記念の歴史は波乱の歴史でもある


 いよいよ、平成最後の有馬記念である。平成の有馬記念、それは波乱の歴史だったとも言える。平成2年、「もう終わった」と言われたオグリキャップの感動の復活劇。平成3年、ブービー人気で全く期待されていなかったダイユウサクの一撃。余談だがダイユウサクは本来ダイコウサクという名前でデビューする予定だったが手続きミスでダイユウサクになったという、グランプリホースとは思えぬエピソードのある馬だ。平成5年、1年ぶりのレースで常識的には厳しいと見られていたトウカイテイオーの”奇跡の復活”。平成13年、21世紀最初の有馬記念は、ニューヨークのテロ事件があった年に、マンハッタンカフェとアメリカンボスの決着で大波乱。平成19年、中山マイスターのマツリダゴッホの大激走で3連単80万馬券。平成20年、名牝ダイワスカーレットの圧倒的な逃げに唯一迫った、最低人気のアドマイヤモナークの追い込み。

 コーナーを6回もグルグル回るコースが舞台だからこそ、力通りに決まらない。時に常識では考えられないようなジャイアントキリングが起こり得る…それが有馬記念だ。ならば、今年の有馬記念で大波乱が起こるとしたら、その主役になるのはどの馬なのか……。重要になるのは展開&馬場状態である。どの馬が逃げて、ペースはどうなるのか? そして、週末の馬場状態はどうなるのか……。

外枠の逃げ馬と荒れる馬場が波乱を呼ぶ!?


 気掛かりなことがある。逃げると思われたキセキが7枠14番と外枠に配されたことだ。中山2500mはゲートが開くとすぐにコーナーがやって来る。したがってもし外枠の馬が逃げると強引に出して行く必要がある。キセキがもしジャパンカップのように逃げる形を取るならば、気合を付けて強引に行くか、あるいは正面スタンドで先手を奪うような競馬をするしかない。

 一般的に外枠から逃げる馬が現れると流れが厳しくなり、内枠有利になりづらい。駅の改札で、自分より外側の改札を通ったサラリーマンが自分の前に切り込んで来るのを想像すればイメージしやすい。そうなると、巷で言われるような内枠有利の流れにはならない可能性もある。

もう一つは馬場状態だ。今開催の中山は好天に恵まれることが多く、現時点で目立った雨はない。しかし、前週の馬場を見ると、開催も3週目に入り徐々に差し馬の台頭が見られるようになっている。昨年同時期の馬場状態をチェックしたが、当時よりも内がそこまで良くない印象だ。

 しかも、週末は降雨の予報もある。どの程度かはわからないが、土曜日、もしかすると日曜日も多少の雨が降る。荒れてきた馬場の上に雨が降れば、一気に外が伸びるタフな馬場コンディションになる可能性も……。そうなると、内を通る馬のメリットは消滅する。

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1点入れておきたい超伏兵

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