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穴馬は忘れたころにやってくる!「東京大賞典」の‟伏兵馬3頭”を紹介

“頂上決戦”の東京大賞典だが波乱の余地アリ

競馬

チャンピオンズカップで波乱の立役者となったウィルソンテソーロ 
写真/橋本健

 毎年恒例、地方競馬の大トリを飾る大一番・東京大賞典が今年もやってきます。舞台は12月29日の大井競馬場、ダート2000m。今年は例年以上に注目を集めることになりそうです。  というのも、いよいよ注目の2頭が初めて直接対決のときを迎えるためです。その2頭とは、今年ドバイワールドカップを制した「世界の」ウシュバテソーロ。そして、デビュー以来負けなしで南関東の3冠を制した「無敗の」ミックファイア。  もっとも、2頭には不安もあります。ウシュバテソーロは破竹の連勝街道を突き進んでいたものの、前走のBCクラシックでは5着に敗れ6連勝でストップ。一方ミックファイアはデビュー以来負けなしの7戦7勝ながら、ダービーグランプリを制した後は当初予定もあったレースを回避し、今回は約3カ月ぶりの実戦。いずれも実力上位は間違いないですが、必ずしも青写真通りの臨戦とはいえず、伏兵勢が割って入る余地もアリでしょう。  そこで、今回は2強を脅かす可能性のある伏兵馬を3頭お送りします

東の爆弾男・原優介に注目! ウィルソンテソーロ

 まず1頭目はウィルソンテソーロ。もともと今年に入って交流重賞3連勝を飾るなど注目を集めたものの、JBCクラシック5着で大きく株を落としたのが本馬。前走のチャンピオンズカップでは関東の若手・原騎手の手綱ということもあり、単勝12番人気、92.0倍と大きく人気を落としていました。  ところが、初騎乗の原騎手を背にウィルソンテソーロは大激走。スタートで出遅れたもののジッと後方で待機すると、直線は外に持ち出し、猛然と伸びてきます。最後は勝ち馬レモンポップにこそ及ばなかったものの、大接戦の2着争いを制し、3連単190万馬券の主役となりました。  今回は再び原騎手とのタッグで参戦。原騎手は今年に入ってから穴を連発しており、勝利数もキャリアハイ、昨年からはほぼ倍増の26勝を挙げています(12/25終了時点)。「東の爆弾男」原優介騎手が、暮れの大井でも爆発するのか、注目です。
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穴馬は忘れた頃にやってくる!
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