お金

混戦の牡馬クラシック路線に殴り込む!「絶対に注目すべき期待の馬」5選

混沌を極める牡馬クラシック戦線

競馬

順調ならクラシック路線に乗ってきそうなトロヴァトーレ

 2024年がスタートして2週間あまり。3歳戦線に目を向けると、牝馬路線には無敗の女王アスコリピチェーノや、牝馬として初めてホープフルSを制したレガレイラなど注目馬が出現していますが、牡馬路線は混沌としています。  無敗の朝日杯王者ジャンタルマンタルこそいるものの、デビューから3戦連続でマイルを使われており、距離適性は未知の面もあります。現状2000mまでは持つと思いますが、日本ダービーが行われる2400mとなると、少々長い印象も……。  思えば昨年の皐月賞馬ソールオリエンス、日本ダービー馬タスティエーラは、ともに年明けの段階ではまだ新馬勝ちをしただけのキャリア1戦馬。そう考えると、今年もキャリアの浅い組の中に大物が潜んでいそうな気がします。  そこで今回は、クラシックへ向けて「まだ見ぬ大器候補」ということで、注目馬を5頭選んでみました。

父譲りのセンスの良さが光る!「トロヴァトーレ」

 まず1頭目はトロヴァトーレです。現在デビューから2戦2勝。師走の中山で皐月賞と同じ舞台の葉牡丹賞を制し、現在は次走へ向けて調整中です。  トロヴァトーレの長所は、レースセンスの良さと一瞬の脚でしょうか。2戦目の葉牡丹賞では一瞬で馬群を捌いて突き抜け、2戦連続で中山競馬場において上がり33秒台の末脚をマークしています。  葉牡丹賞といえば父レイデオロも制した一戦で、父はその後、日本ダービーを制覇。本馬はお母さんの血も優秀で、母の半姉には秋華賞を制し、海外でも活躍したディアドラがいます。成長力もありそうなので、順調に行けばクラシック路線でも注目すべき一頭でしょう。
次のページ
調教師の怒りに確かな手応えを感じた!「ミスタージーティー」
1
2
3
競馬予想ブログとしては屈指の人気を誇る『TAROの競馬』を主宰する気鋭の競馬予想家。12月5日に最新刊『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)が発売になった。著書は他に『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(扶桑社)が発売中。
馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる

TARO氏が『馬券力』について徹底究明した一冊。


記事一覧へ
勝SPA!
おすすめ記事