更新日:2019年01月31日 19:34
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ビジネスクラスの旅なのに、用意された席はエコノミー…なぜ?――ビジネスクラスで世界一周の旅

空港やラウンジによってサービスは雲泥の差

 そして、最後の訪問地シカゴへは昼のフライトのため、午前中のうちにピアソン国際空港へ。同空港はエアカナダの拠点空港のひとつで、利用したラウンジはラガーディア空港にもあった『メイプルリーフラウンジ』。こちらのほうが規模は大きく、出発便が多いこともあって混雑している。
ラウンジで軽食

ラウンジで軽食。正直、物足りなかった

 楽しみにしていた料理は、朝食メニューのパンとコーンフレーク、オートミールはまだいいとして、おかずはゆでたまごのみ。サラダは昼メニューに切り替わってから用意されたが、朝メニューにはなく、フルーツもメロンだけ。選択肢がないため、大勢のお客がメロンとゆでたまごを食べている光景はある意味シュール。せっかくのラウンジなのだからもう1~2品くらいメニューを追加してほしいものだ。  やはり空港やラウンジによってサービスには雲泥の差がある

特典航空券の場合、エコノミーに座る可能性もゼロではない

 シカゴ行きのエアカナダAC507便は、E190というブラジルの航空機メーカー、エンブラルの機材。わずか97席(※航空会社で席数は異なる)しかなく、日本ではジェイエアというJALのグループ会社の地方路線などでも使用されているが、筆者がこの機材に乗ったのはこれが初めて。  ビジネスクラスは通路を挟み、1席‐2席の3列という変則的な配置だったが、実はこのフライトで座ったのはエコノミー。特典航空券の場合、1便あたりに割り当てられている座席数はあらかじめ決まっており、この便に関してはビジネスクラスが空いてなかったのだ。
エアカナダAC507便の機内

エコノミーも、これだけ空いていればゆったりとできる

 かといってエコノミーに乗ることになっても必要マイル数が割り引かれるわけではない。ゆえにちょっと損した気分だったが、エコノミーはガラガラだっため、思いのほか快適な時間を過ごせた。  別途手配の2つを含む12フライトのうち11フライトを終えて、残すは帰国便の成田行きのみ。それも一番楽しみにしているANAのビジネスクラスなので、最後の機上の旅を存分に楽しみたいと思う。(つづく)
フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。3度の世界一周経験を持ち、これまで訪問した国は50か国以上。現在は東京と北海道で二拠点生活を送る。
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