更新日:2019年03月07日 21:20
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ハンバーガーチェーン「ドムドム」が反撃開始 店舗9割減でもコアなファンに支えられ

 もちろん、商品そのものに対する愛の深さも見逃せない。ドムドムといえば、他店の追随を許さない「変り種バーガー」がウリだが……。 「カマンベールチーズをそのままバンズとして使用した『丸ごとカマンベールバーガー』(980円)や、かつての限定バーガーでアジフライがそのまま入った『アジフライバーガー』など、小規模チェーンだからこそチャレンジできるメニュー作りに気概を感じます。
鰺フライバーガー

アジフライバーガーは復活を望む声も大きい ※写真はドム連提供

本物のバケツにポテトが大量に入っている『バケツポテト』なんかも、大手には絶対まねのできないメニューじゃないでしょうか。奇をてらいすぎないことも大事だと思いますが(笑)、ドムドムらしい季節限定メニューはいつも楽しみですね」(けんちん氏)
バケツポテト

バケツポテトは、厚木店のみの限定メニュー。カマンベールバーガーにしてもそうだが、カロリーは恐ろしいことに……。まさに伝説級のメニューだ ※写真はドム連提供

出店希望メールが連日届く

 事実、17年に90年代の人気メニューだった「お好み焼きバーガー」(340円)を期間限定で販売させたところ、その反響の高さから同年にグランドメニューとしても完全復活を果たしている。ユーザーがドムドムに求める路線は明確な独自性なのだ。  17年に事業を引き継いだ現在の運営会社も、「実は多くのお客様から、お住まい地域の出店希望メールを連日いただいておりまして、すでに事業継承後に新たに3店舗を開業いたしました。現在も日々店舗開発準備を進めているところです。おいしい定番商品と、他に追随を許さぬ独自性のある商品展開は今後も重要課題として、常にチャレンジして参ります」と語る。  ファンと店の相互理解にブレが無いドムドムの復権は近いかもしれない!? ― [絶滅危惧チェーン店]のいま ―
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