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『テトリス』99人バトルロイヤル版を放った任天堂。その可能性と未来

 この『テトリス99』は、配信されるやSNSでも話題を呼び、一気に注目を集めました。今回は『テトリス』でしたが、ソロ型バトルロイヤル形式は今後の「Nintendo Switch Online」の中核をなす特典になる可能性を秘めています。  たとえば、『スーパーマリオブラザーズ』の「99人同時バトルロイヤルスピードラン」というアイデアも面白そうですし、『アイスクライマー』のステージを100段の階層にして、誰が最初に頂上のコンドルを掴めるかといったルールも白熱しそうです。『ゼルダの伝説』99人ボス耐久マラソンもいいかも……。“ソロ型バトルロイヤル”は、任天堂のこれまでの資産を活用しやすく、アイデア次第でいくらでも可能性が広がっていきます。

攻撃されると邪魔なブロックが下からせり上がってくる

 ファミコンなどシンプルなゲームのソロプレイは、「なぜそれを今やるのか?」という動機づけが難しいもの。バトルロイヤル制はそのモチベーションを強力に生み出し、プレイに緊張感と充実感を与えます。  昨年は『PUBG』『フォートナイト』といったバトルロイヤルゲームが大流行し、当コラムでも2019年には多くのゲームにバトルロイヤルシステムが広がると予測しましたが、いきなり伝統的なパズル『テトリス』に波及したのには驚きました。手軽なe-スポーツとしての側面も持ち合わせた99人バトルロイヤル形式、「Nintendo Switch Online」でどう発展していくのか、『テトリス』以外のタイトルにも展開されるのか、期待したいところです。ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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