更新日:2023年03月12日 09:14
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サイゼリヤの客離れにファン悲しみ「女一人で飲みたいときは最強」

健康軸やデザート、ご当地メニューを展開する競合他社、サイゼは……?

 しかし、そんな“鉄板メニュー”の裏で、サイゼリヤに目新しいメニューがなく、利用者の間で飽きがきてしまっているとも言えるかもしれない。 サイゼリヤ 前出の男性は「あの価格なのであまり多くを望んでも仕方ない気もしますけど」と前置きしたうえで、「サイゼリヤ大好きですけど、味付けがどれも塩っけが強いというか、使っている食材がだいたいどのメニューでも一緒。ファミレスはどこも食材に縛りがある中でやっているとは思うんですけど、サイゼはなぜか違うメニューを頼んでも目新しさがないというか、“再放送”みたいな感覚が強いです」とも語った。  実際にセブン&アイ・フードシステムズは“フルーツデザートのデニーズ”“デニーズはカラダに、おいしい”を標榜し、「プレミアムパワーサラダ」(949円)などヘルシー志向のメニューなどにも注力。すかいらーくのガストも期間限定のご当地グルメメニューなどを打ち出し、評判も上々のようだ。  一方、2019年3月後半現在のサイゼリヤの“季節のメニュー”は「ナポリジェノベーゼ」と「ペストジェノベーゼ」というブレなさ。健康軸に関しては公式サイトの「組み合わせメニュー おいしく食べて健康バランス」というページで、「ミラノ風ドリア」と「小エビのカクテルサラダ」などが健康的なおすすめの組み合わせとして紹介する程度だ。  回転寿司チェーンなどライバルは多そうだが、サイゼリヤの今後の進化に期待したい。<取材・文/伊藤綾>
1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii
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