棚橋弘至、負傷で次期シリーズ全戦欠場も「人生もプロレスも逆転するから面白い」
週刊SPA!4月16日号(4月9日発売)の巻末インタビューである「エッジな人々」に、新日本プロレスリングの棚橋弘至選手が登場。昨年から今年初旬にかけ、G-1クライマックス優勝、IWGPヘビー級王座奪還、プロレス大賞MVP受賞など、“復活”を印象づけた。しかし、激戦の連続で肉体は悲鳴をあげていた。取材時にも古傷の膝をさすっていたが、4月6日の米ニューヨーク・マディソンスクエアガーデン大会では左肘を負傷。棚橋選手は、5月4日までの次期シリーズ全戦を欠場すると発表した。
エースの欠場に心配の声も多いが、今一度、今回のインタビューのタイトルに注目してほしい。新日本プロレスリングの業績も、IWGPヘビー級王座にも復活した男だ。太陽はまた上ることを、待っていよう。
数多くのプ女子を輩出し、いま「最もチケットが手に入らない」とまでいわれるほど大人気な新日本プロレス。このブーム再燃の立役者といわれるのが、団体の“エース”と称される棚橋弘至だ。いざ取材を申し込むと、本人自らなぜか小誌編集部を指定。「僕、昔からSPA!の愛読者なんです!」
快活にそう叫ぶプロレス界の逸材は、どん底だった新日をいかにして立て直したのか? SPA!×棚橋による初のガチンコ勝負、いま運命のゴングが鳴り響いた!
──まず昨年から今年にかけて、“棚橋復活”が印象的です。
棚橋:後輩のオカダ・カズチカの長期政権が続いていたなかで、自分は右膝変形関節症のため昨年前半戦は欠場が続き、ベルトも失いどん底にありました。でも、夏から復調。映画主演や3年ぶりのリーグ戦優勝、そして今年、1・4東京ドーム大会で団体最高峰のベルト「IWGPヘビー級王座」を獲得。プロレス大賞ではMVP受賞など、いい波に乗れました。
──過去には低迷期の団体を復活させた、という声もあります。
棚橋:「ワールドプロレスリング」が金曜20時に放送されていた頃もすごかったのですが、僕が入門した’99年頃、新日本プロレスはひとつのピークを迎えていたと思います。アントニオ猪木さんの引退興行、武藤敬司さん、蝶野正洋さん、橋本真也さんの俗に言う「闘魂三銃士」が看板を背負って戦う東京ドーム大会は常に満員にしていました。
──’99年頃は売り上げが39億円を超えた、というデータもあります。
棚橋:でも、以降はPRIDEやK―1をはじめとする格闘技ブームの煽りや、フロントに対する不信感から“看板格”がどんどん抜けていきました。僕と当時所属していた中邑真輔がメインを張ることになり、自分で言うのも恥ずかしいのですが正直まだ力不足でした。必死に試合をしても、ブーイングが続いたり……。

人生もプロレスも逆転するから面白い
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