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ゴーン氏4度目の逮捕は“口封じ”か?「人質司法」と批判される理由

今ではフランスもゴーン・バッシング一色

 日本の司法の信頼が揺らぎかねない問題をはらんでいると言っていいだろう。だが、このような検察批判が巻き起こっているのは日本国内だけ。当初、ゴーン氏擁護の姿勢を示した仏ルノーおよびフランス政府、メディアも今ではゴーン・バッシング一色だという。在英ジャーナリストの木村正人氏が話す。 「逮捕直後、『NISSAN』にあやかった機体番号『NI55AN』のプライベートジェットをゴーン氏が保有していることが話題になりましたが、その後さらに3機も保有していたことが明らかになり、会社を私物化していた疑惑が高まりました。今なお黄色いベスト運動(労働者のデモ活動)が各地で繰り広げられているため、マクロン政権は世論に配慮してゴーン氏と距離を置いている。  保釈時には歓迎の意を示していたルメール経済・財政相も、テレビで『社内調査を経てルノーがゴーン氏の不正支出疑惑について司法当局に通報した』と捜査が進みつつあることを強調していました。もはや、ゴーン氏に同情的な声は皆無です」  弘中弁護士は「ゴーン氏の声明を(動画で)公開する予定がある」と話しているが……風向きを変えることはできるのか? ゴーン氏の巻き返しにも注目したい。 取材・文/週刊SPA!編集部 ※4/9発売の週刊SPA!「今週の顔」より
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週刊SPA!4/16 号(4/9発売)

表紙の人/ HKT48

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