恋愛・結婚

妻からの“夜の営みのサイン”がコワい…セックスレス夫の苦悩

「一生懸命な妻の気持ちもわかるのですが…」

 吉田幸宏さん(仮名・30歳)は、SNSで知り合ったEさん(38歳)と昨年結婚したばかり。 「二人とも同じアイドルが好きで、ハッシュタグで僕を見つけたEが、リプライをくれたことがきっかけで徐々に仲良くなったんです」  年上のEさんは、幸宏さんのことを「かわいい」と甘やかしてくれるのだとか。そんな彼女の愛情を深く感じ、結婚に至ったのだが、最近は様子が変わりつつある。  とにかく子どもが欲しかったEさんは「1日でもはやく妊娠したい」と幸宏さんに訴えかけ、結婚するとすぐに二人の妊活がスタートした。しかし……。 「あの優しかった妻が、僕の大好きなサウナ通いを禁止にしたんです。その理由は、なんでもイタリアの研究者が、サウナに通う男性は生殖機能が正常ではない可能性がある、とか言っているらしくて。ネットの記事で読んだとかで、それを真に受けているようです。真偽はわかりませんが……強く言ってくるので、妻に従うしかありません」  今まで何かを強要されたことなどなかったのに、結婚した途端、激しい口調で幸宏さんの行動を制限してくる様子に驚いてしまったそう。 「僕も子どもは欲しいですし、妻のことも大切だと思っていますが……正直、ちょっと怖いんですよね」  妻のEさんは、あらゆる情報を調べては幸宏さんに実践するよう迫ってくるという。あるときは、「クルミを食べると、濃くて質の良い精液が作られるらしい」と毎回の食事にクルミをふりかけてきたそうだ。 「ご飯のときぐらいはもっと楽しく、呑気な話でもしたいって思ってしまうんですよ。年齢的に焦る気持ちはじゅうぶんに理解できるのですが、さすがにウンザリしてしまって」  さらには生理の周期をアプリや検査薬で管理していいるEさんは、妊娠しやすい時期になると決まって夕食にカレーを作るんだとか。 「僕の好物だから『今夜は頑張ってね』という意味を込めて作ってくれていると思うのですが。正直、“夜の営みのサイン”になってから、あまりカレーが好きじゃなくなったというか……クルミも目一杯ふりかけられてますし、なんだか腰が引けてしまって。とはいえ、妻の一生懸命な気持ちもわかります。ただ、本音を言えば、もっと雰囲気を大切にして、自然の流れで子どもができればいいなって思います」  そう言って、ため息をつく幸宏さん。Eさんを思う気持ちはあるものの、明らかにそんな気持ちになれない夜が増えているそうだ。 夜の営みのサイン 当然、夫婦それぞれで事情は異なるだろうが、今回のケースのように行為が“義務化”してしまうと、「逃げ出したくなる」という人もいるようだ。  2人の夫は、妻を愛していると言いながらも「トラウマになりそうです」と口をそろえる。このままでは、いつかセックスレスにもなりかねない表情だったことが印象的だ。  とはいえ、人生の伴侶としてお互いを選び結婚したはず。子どもが目的ならば、体外受精など様々な選択肢もある。もっと本音で話し合ってみることが必要なのかもしれない。<取材・文/日刊SPA!取材班、イラスト/鈴木詩子>
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