瓦は単に家屋を防護するだけでなく、鬼の顔を刻むことによって魔除けとしても用いられた。日本の鬼は、西洋の悪魔とはニュアンスが異なる。西洋の悪魔はただひたすら討伐すべき対象で、それ以外の意味はない。絶対悪であり、闇の元凶であり、必ず駆逐するべき存在だ。人間と悪魔が手を組むというのは、その人間が悪の道に進むという意味合いである。 　だが、日本の鬼は時として人間の味方になる。絶対悪では決してなく、畏敬の念の対象と表現すべきか。そう、鬼は味方につけることができるのだ。不安に苛まれている時、自信を失っている時、本来の調子が出ない時、我々は鬼の力に頼るべきだろう。その手に鬼を憑依させ、文字通り鬼神の如き力を得るのだ！ 　鬼瓦パターはいぶし銀、青緑、金の全3色。Makuakeでは10万9200円からの出資枠を公開している。色によって価格は異なり、さすがに安いとは言えないが、それは職人が製品に希少性を与えているからこそだろう。 　世界に例のないゴルフクラブ。少なくとも、こんなパターはアーノルド・パーマーもタイガー・ウッズも、プロゴルファー猿ですらも手にしたことがないはずだ。このパターでアマチュア最高峰はおろか、マスターズ・トーナメントで優勝を収める選手も出てくるかもしれない（!?）。＜文／澤田真一＞ 【参考】パターでビビるな！ 鬼面で喝！！ 本物の職人が生み出す至高の「鬼瓦パター」-Makuake ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー』