更新日:2023年03月21日 16:03
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「なぜかモテるデブ」が実践している、たったひとつの戦略

 デブのデブによるデブのためのファッション&ライフスタイルウェブマガジン『Mr.babe』編集長の倉科と申します。今回は「デブ」という武器をいかにして効果的に発揮させるべきかをお話しましょう。  例えば、道端でいかにもヤクザっぽい怖い風貌の方が歩いているとします。ふと見ると、雨でびしょびしょになった子犬を見つけた瞬間、その子犬に駆け寄り抱き上げると、そのイカツイ表情からは想像もできない優しい顔で「どうした? 迷子になったのか? かわいそうに……」と話しかけている姿を目撃したとしましょう。きっとそんな場面を見ると、「この人、外見は怖いけどホントは心が優しいいい人なのかもしれない」と感じる方も多いと思います。  これがまさに「ギャップ萌え」の法則なのです。イケメン(もしくは普通の方)がその行為を行ってももちろん優しい人という印象はありますが、それほどの驚きはないかもしれません。ところが「この人は絶対そんなことしない人」と感じる人が、いい意味で想定外の行動をすると、そのギャップに心を打たれてしまう傾向があるのです。

大人女性の心を掴む「デブのギャップ萌え」

 私の知り合いに100kg級の方(ちなみに私たちは100kgを超えると「プロのデブ」と呼んでいます)がいるのですが、決してルックスがいいわけでもなく、そんなにお洒落とも思えないのですが、中学生の頃からバンドのボーカルをやり、今でも歌が抜群にうまい。  私もよく一緒にお酒を飲んだり、カラオケに行ったりしているのですが、そんな彼がお酒を飲みにいく店は大人の女性も多く、カラオケが歌えるところを選びます。お店に入ると普通に女性同士で飲んでいる方もちらほら。皆さん、楽しそうにお話をしている感じです。  ところが彼が歌いはじめると、女性たちがまさに二度見状態で「なんでこんなにうまいの~♡」という注目を集めます。曲が終わる頃には女性から「歌、お上手ですね~〇〇とか歌えますか? 歌ってほしい~♡」という流れになってしまうのです。もちろん彼はプロに比べたら、そこまでレベルが高いわけではないのですが、あらかじめ大人女子に刺さるような歌を調査し、持ち歌にしているようです。その努力、さすがです!  彼は自分がルックスだけでは勝負できないことを自覚し、自分の得意なものとそれをパフォーマンスできる環境を自分で見つけ、今では「デブだけど、歌がうまい」という自分の特技を利用し、女性の飲み友達がたくさんいるのです。まさにギャップを武器にした「ギャップ萌え方程式」の成功パターンと言ってもいいでしょう。
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デブを100%活かすには
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渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』や暴走族雑誌『ティーンズロード』などエッジの効いた若者カルチャーをテーマにした雑誌を多数手掛ける。現在はWebマガジン『Mr.Babe』でデブに特化したファッション&ライフスタイル情報を発信中。また、デブ限定の会員制オンラインサロン「Mr.Babe BIG MAN’s LABO」、大きいサイズのファッション通販サイト「Mr.Babe STORE」を開設。大きな男たちだけで日本の経済を向上させるべく奮闘中。X(旧Twitter):@nori09140914

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