更新日:2023年03月21日 16:23
恋愛・結婚

磯野貴理子の離婚報道に「他人事ではない…」30代キャバ嬢たちの思いは?

―[キャバ嬢に訊け]―
 タレントの磯野貴理子が24歳年下の夫との離婚を報告した。夫が「子供がほしい」と言っていることが理由だというが、「最初から分かっていたことでは」「なぜ今更それを言うのか」など世間の反応は様々だ。年齢によって、結婚や子供などの選択肢を迫られるのはキャバクラ嬢も同じだ。今回の報道について彼女たちの見解を聞いてみた。
シホさん

シホさん

 まず話を聞いたのは六本木のクラブでホステスを勤めるシホさん(仮名・36歳)。現在、6歳年下の男性と結婚を前提に交際中だという。

簡単には妊娠できない現実…

「まず、今回のニュースを聞いて他人事ではないかも……と思いました。私も彼とは子供ができたらすぐにでも籍を入れようねという話をしているんですが、やはりこの年では簡単にできないんですよね。周りの友人からは不妊検診を受けてみたら? とも言われるんですが、まだ仕事も続けたいしイマイチそこまで踏み切れなくて。一度、不妊治療専門のクリニックに問い合わせたのですが、検診だけで2万円ほどかかると言われました。もし不妊と分かって治療を受けるとなると、さらに大金が必要になる。
妊娠

写真はイメージです(以下同じ)

 子供がいる同級生からは『子供欲しいなら急ぎなよ』と言われるんですが、正直、子供は授かりものだと思っているので大金を積んでまで欲しいという覚悟が自分にはないんですよね。彼は今のところ『子供はどちらでもいいよ』と言ってくれていますが、まだ若いのでいつ考えが変わるか分からない。もし何年か後に貴理子さんと同じように言われたら、受け入れるしかないかもと思ってしまいます」  また、中には今回の報道のあり方に疑問を持つキャバクラ嬢もいる。大阪・キタのキャバクラで働くユウさん(仮名・34歳)だ。 「離婚報道はともかく、旦那さんの『子供がほしい』という離婚理由は一般女性にしてみたら聞きたくなかったセリフですよ。好感度の高いタレントの意見や涙ぐむシーンもやたら報道されているけれど、果たしてそれで同じような女性の悩みが解決されるのかは疑問です。ただ、今回の報道を聞いて男性のほうが『結婚=子供』という考えが強いのかなと思いました。女性は子供を産むのも育てるのも自分なので、人生を変える覚悟で結婚に臨むのに。  もし子供を産まなかったら、たとえ自分が納得して出した結果だとしても周りにアレコレ言われることもある。子供を産まないという選択肢に対して、世間がもっと寛容になるべきですよね。あと、これをきっかけに年上女性と結婚する若い男性が減ったら嫌だな、とも思いましたね。私の年齢で独身男性を探すとなると、どうしても同世代か年下になってしまうので……」
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年の差恋愛ブームに違和感
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

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