メッシら猛者揃いのコパ・アメリカ。20年前は惨敗したサッカー日本代表のキーマンは?
招待国としてサッカー日本代表が参加するコパ・アメリカ(旧称・南米選手権)が、6月14日に開幕を迎える。南米10チームと日本、さらにカタールを加えた計12チームでタイトルが争われる今大会、南米大陸の強豪に対し、若手中心のメンバーで編成された日本代表がどれだけ爪痕を残せるかが大きな見どころとなりそうだ。
第1回大会は100年以上も前に遡り、代表チームによる大陸選手権では世界で最も古くから行われているというコパ・アメリカ。ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイらW杯でも優勝経験のある強豪はもちろん、コロンビアやチリ、パラグアイといったコパ・アメリカ歴代の優勝国も、目の色を変えて南米王者を目指す舞台だ。
出場メンバーは各国続々と発表されており、4大会ぶりの頂点を狙う開催国ブラジルは、フィルミーノやジェズス等、欧州クラブでチャンピオンを争った主力も招集されており、同じく優勝候補のアルゼンチンもバルセロナのメッシの他、今季プレミアリーグ得点ランキング2位、昨年のW杯でもゴールを決めているセルヒオ・アグエロも出場メンバーに名を連ねている。
今回が2度目の出場となる日本の初戦の相手となるチリは過去2大会(2015・2016)を連覇しており、2戦目のウルグアイは大会最多15回の優勝を誇る。3戦目の相手エクアドルも前回ベスト8と、過去の成績もさることながら、招待国での参加という希少な機会であり完全アウェーの中でのゲーム、極めて厳しい戦いが予想される。
日本が初出場した1999年のパラグアイ大会では2敗1分けでトーナメント進出は果たせずに敗退している。初戦のペルーに2対3、続くパラグアイには0対4で敗れるなど、痛烈なまでにアウェーでの洗礼を浴びることとなった。さらに就任から1年足らずのフィリップトルシエが率いるチーム内において様々な軋轢が生じた他、「アジアの壁」として長く日本代表を支えた井原正巳がこの大会が最後の代表の舞台となるなど、敗北と共に2002年の日韓W杯へ向けチームが大きく生まれ変わるきっかけとなった大会として記憶されている。
最古の歴史を誇り、強豪がぶつかり合うコパ・アメリカ
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