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世界一に輝いた侍ジャパンの中で存在感を放った周東佑京。その経歴は?

「第2回 WBSC プレミア12」が17日に幕を閉じ、侍ジャパンが世界一に輝いた。大会MVPには、際立った存在感を放った広島の鈴木誠也が選ばれた。が、今大会の優勝はもうひとりの選手の活躍も非常に大きかった。大会盗塁王を獲得した周東佑京だ。
周東佑京

画像:福岡ソフトバンクホークス公式サイト

 世界野球プレミア12を戦う日本代表の一員として連日、ダイヤモンド上でその快速を披露した周東。日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークスでもレギュラーシーズンにおいて、その足で相手バッテリーの脅威となり続けた。2019年、彼の存在は日本のプロ野球界を大いに賑わせ、駆け巡った。

俊足で名を轟かせた学生時代

 高校時代、群馬県の東農大二高で野球部に所属、甲子園出場経験はないものの、3年時には主将も務めた。  大学は東京農業大学(東農大)硬式野球部に所属。1年よりレギュラーとしてプレー、2014年11月の明治神宮大会にも出場している。準決勝では今永昇太(現DeNA)のいる駒澤大学に敗れるも野球部初のベスト4進出に貢献しており、2回戦の上武大戦では2安打を打ち、盗塁も記録している。  さらに2017年に行われた春のリーグ戦では主将として東農大を優勝に導き、打率.366、7盗塁の活躍で最高殊勲選手にも輝いている。この頃、既にその脚力に注目が集められており、大学通算では40個の盗塁を記録、また内外野も守れる「韋駄天ユーティリティプレーヤー」としても知られ、現在のプレースタイルが形成されている。

ドラフト、そしてプロ入り 目標は「盗塁王」

 大学4年時のドラフトではやはり走塁での速さが最大のストロングポイントとして広く認識され、各球団の有力候補にも挙げられる存在となっている。ドラフト時、プロ入りへの意気込みとして「シングルヒットをツーベースに出来る選手になりたい」(2017年10月25日 日刊スポーツ)と、コメントを残している。  持ち前のスピードを引っ下げ、2017年にソフトバンクホークスより育成ドラフト2位指名を受けプロ入り。50メートル5秒7は「イチローより速い」と言われ、ホームから一塁到達までが「メジャー級」の3秒8。「目標は盗塁王」と、球団スカウト等周囲からの最高級の評価、本人の夢はまさにプロ球界においてのスピードスターへの未来、青写真が描かれていた。  そして入団2年目の今季、開幕時より念願の支配下登録を勝ち取ると、4月7日、本拠地ヤフオクドームでの千葉ロッテ戦で3塁の守備で交代出場を果たす。2日後の長崎で行われた日本ハムファイターズ戦ではついにプロ初盗塁を記録している。8回、出塁したデスパイネに代わり、代走として一塁ベースに立つと、初の代走出場でいきなり2盗を成功させる。2塁ベースに滑り込み、塁審に自ら「セーフ」と両手でアピールしながら、悠々と決めていた。
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そのスピードで現実を越える存在に
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