大相撲春場所は無観客開催。異例の状況下で注目したい力士は?
新型コロナウイルスの感染拡大への対応策として、大相撲春場所(8日初日・エディオンアリーナ大阪)が無観客で行われることとなった。
現在、多くのプロスポーツ興行や大規模イベントなどが先月末より延期・中止や規模縮小での開催という選択が迫られてきた中での大きな決断。場所中でも力士に新型ウイルス感染者が出た場合は中止にする意向を示していることから、体温測定を行うなど体調管理を徹底させるという。
場所開催後も異様な緊張感に包まれることが予想される今場所、相撲ファンはどのような気持ちで大阪場所を迎えることになるのだろうか。
また、こんな意見も。
「無観客での本場所開催は異例。単純にどんな雰囲気になるのか興味深い」(40代男性)
八角理事長は「感染拡大を防ぐことを勘案して、このような判断となった」と説明。他にも「まずは(感染者)出さないこと。お客様に迷惑はかけられない」とコメントしている。<お知らせ>
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) March 1, 2020
公益財団法人日本相撲協会は新型コロナウィルス感染拡大防止並びに2月26日の政府見解を受け、 開催を予定しておりました大相撲三月場所は「無観客で開催」とさせていただくことを決定いたしました。https://t.co/OgT0U4gp9q#sumo #相撲 #三月場所 #大坂場所
無観客…ファンの心境は?
無観客とはいえ、土俵上で力士たちにより相撲が行われることは確定的となった今、ひとまず安堵している相撲ファンも間違いなく存在する。以下、ファンの声をまとめてみた。 「感染のことを考えると、開催されること自体複雑。ただ、テレビを通じてだけでも相撲が観られることはありがたい」(30代男性) 「相撲ファンではあるが、普段はテレビ観戦が殆ど。(今場所も)行われるということで今回もテレビで応援する」(40代男性) 開催により相撲が行われることで、テレビやラジオ、近年ではインターネットでも取り組みや力士たちの土俵上の表情を窺うことが出来る。複雑な心境ながらもやはり日常の中から大相撲が無くならないことを喜ぶファンも少なくない。 一方、異常事態ともいえる中での開催に対して、当然のことながら疑問を抱く声も聞こえてきている。 「朝から夕方まで屋内で行われるイベントであり、無観客とはいえ、力士や関係者といった多くの人が携わる。感染の不安がつきまとう」(60代女性) 「接触が避けられない競技であるため(感染拡大を受け)15日間、力士の中で感染者が出ない可能性は少ないのではないか。開催すべきではない」(30代男性) やはり、相撲という競技の性質や場所の興行形態などを考えてみても、感染への不安が拭えないこともあり、場所開催への反対意見も当然かもしれない。<土俵築>
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) March 4, 2020
昨日よりエディオンアリーナ大阪では、三月場所に向け呼出による土俵築が行われています。#sumo #相撲 #三月場所 #春場所 pic.twitter.com/8G9rf68KAn
いつもと異なる雰囲気が楽しみ
普段は連日、満員の観衆の中行われている本場所。客席からの歓声や拍手の無い中で行われる今回、テレビなどから伝わる土俵上を含めた雰囲気に関心を持つというファンも。力士同士がぶつかる音や、取組中に発せられる声、息遣いなども聞こえてくることといった、通常とは違うシチュエーションへも興味が沸くという。 様々な不安に包まれて行われる今場所を前に、力士会長の横綱・鶴竜は「力士はベストを尽くしてやるしかない」とコメント、また白鵬も「不思議な緊張感の中で稽古していくことになる」と心境を吐露している。
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