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タワマン低層階は高層階より健康に悪い?意外な病気リスク

 梅雨に突入し、ジメジメした季節もいよいよ本番。それと同時に発生する問題が、高温多湿によるカビ、菌、ウイルスの繁殖などによる病気だ。しかも外出先だけではなく、家の中にもリスクが蔓延。今回取材を進めてみると、夢の一戸建てやタワマンを手にしても、病気リスクがあることが判明した。住むだけで健康を害する“ヤバイ家”の実態に迫る! 病気になる家の特徴

低層階の住人は、健康面でも不利!?

 タワマンは言わずもがな、中高層マンションでは、住んでいる階層で住民同士のヒエラルキーが決定するという話はよく聞く。だが実は、低層階の住人のほうが、高層階より病気リスクを抱えているという説がある。元凶はカビや菌だという。  住環境アドバイザーの上郡清政氏は次のように語る。 「低層階は高層階に比べて風通しや日当たりが悪いために高温多湿になりがち。カビにとっては超優良物件です。さらに周囲を高い建物に囲まれている場合も、当然、低層階のほうが影響大です」  加えて、高層マンションによくある“構造”もリスクを高める。 「マンションで多く採用されているのが、RC(鉄筋コンクリート)構造やSRC(鉄筋鉄骨コンクリート)構造です。耐久性に優れますが、コンクリートは空気中の湿度を調整する能力が低い。室内と外気の温度差を生んで結露しやすく、カビの発生に繋がります」  さらに、内科医の大谷義夫氏は、特にある種類のカビについて警告。
病気になる家の特徴

トリコスポロンはコンクリート造りのマンションでも油断禁物。脱衣所の床の下や洗濯機置き場など、意外な場所に危険は潜んでいる

「トリコスポロンというカビが、夏型過敏性肺炎を招きます。木を好むカビで木造家屋はもちろん、マンションでも脱衣所の床の裏や洗濯機置き場などで繁殖。咳と発熱、倦怠感などの症状が出て、悪化すれば命の危険もあります。あまりにも繁殖が進んでいる場合は、引っ越すか、大規模なリフォームを行うしか解決策がありません」
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要は掃除すればいいのだが…
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