老親の銀行口座、知ってる?預貯金をうまく引続ぐ方法
「教育資金の贈与であれば、1500万円までは非課税になります。亡くなっても相続税には加算されないので、孫のために教育資金口座をつくることを勧めてみるのがいいかもしれません。お金を移す心理的ハードルも低いですしね」
1.親の口座は何個ある? 不安な場合は調査を
無駄な引き落としや休眠口座に気づいていない場合も多いので、親が元気なうちに口座の数を確認しておくこと。調査だけなら費用も抑えられるので、プロに頼めば確実だ
2.委任状を取得して口座の整理を手伝う
口座整理の手続きは親に丸投げするのではなく、委任状を取って、子供がサポートしてあげよう。銀行によって必要書類などが異なるので、事前に絶対確認すること
3.孫の教育資金口座を開設してもらう
教育資金の贈与は1500万円までは非課税。生前に預貯金を贈与してもらったり、亡くなってから相続するよりも税制面でのロスが少なくなるので、老親に相談してみよう
【尾久陽子氏】
おぎゅう行政書士事務所・居宅介護支援事務所代表。監修に『トクする相続超入門ガイド』(主婦と生活社)、共著に『くらしの相続Q&A』(新日本法規出版)など
― 老親のお金を守れ! ―
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