お金

70歳以上の平均貯蓄額は2200万円。老親のカネを守るには

 必死に働いて築いた親世代の資産。総務省データによれば70歳以上の人の平均貯蓄額は2249万円に上り、その多くはいずれ子供や孫に相続されることになるだろう。しかし、何もせずにいると、親の資産は失うリスクを伴う。老親のお金を守るのは子供の役目。今こそ親の資産を守る方法を学ぶべし!
老後のお金

※写真はイメージです

放置すれば財産は減るばかり

 年老いた親を持つ人なら、心配になるのは親の財産だ。特殊詐欺や認知症など親のお金に降りかかるリスクは少なくない。専門家は、「親が年齢を重ねると残される財産が目減りするリスクが膨らんでいく」と口をそろえる。特に大きいのは健康面で、年齢を重ねるとさまざまな資産損失リスクが発生する。 「年齢を重ねれば誰しも医者にかかる機会が増える。医療費や介護費は避けられない支出です。基本的には医療や介護には保険が適用されるので自己負担分は少なくて済みますが、親思いが予期せぬ出費をもたらします」  こう語るのは、介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子氏。医療費の自己負担は所得にもよるが原則一割。上限額が設定され、過度な負担はないはずだが……。 「個室に入院すれば差額ベッド代がかかりますし、特別養護施設ではなく有料老人ホームを利用すればもちろん大きな出費。ケアマネジャーに任せきりにして余計な負担が増えるケースもあります。実際は保険適用内でも十分なケアを受けられるので心配はいらないのですが、親のためと思ってこうした形でお金を使いすぎてしまい、親が生きているうちに親の預貯金が底をついてしまうこともあり得ます」(太田氏)

親のためにと医療・介護費をかけ続けた結果、預貯金を使い果たし、老後に必要なお金が足りなくなることもある。慎重に選択しよう

 適切な選択をすれば抑えられる医療・介護費も、ひとつ間違えれば余計に資産を食いつぶすことにもなりかねない。健康に関わるだけに多少の出費には目をつぶりがちだが、だからこそ子供がしっかり考えなければならないのだ。
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放っておくといつの間にか親の資産が大幅に減って…
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