更新日:2023年03月28日 09:44
仕事

外資系って実は泥臭い!? カラオケ店員から外資系へ飛び込んだ男のトホホな実情

ある日突然、オフィスからロックアウト

リストラ まず、転職初日に上司が会社をやめていたとか、クビになっていたなんてことは、それこそよくある話。最終面接が終わって無事に内定をもらった後、入社後に上司になる人と話をしたりして、これからの仕事に期待を持ちながら迎えた初日に、人事から「○○さんは昨日退職しました」なんて言われるわけですよ。  せっかく色々と教えてもらおうと思っていたのに、いきなり右も左もわからない状況で放り出されたままスタートするんです。周りの同僚に質問しようにも、みんな自分のことで忙しくて、手も貸してもらえない。  ただ、その上司もやめたくてやめたわけではなく、「実はいきなりクビを切られたらしい」というのは、後でこっそり教えてもらった話です。聞くところによると、どうやら本社(アメリカ)にいる本部長(アメリカ人)と、普段から反りが合わなかったようなのですね。本部長が日本のチームに対してむちゃくちゃな要求ばかりするので、彼は部下を守るために、毎日のように電話口で激しい口論を繰り広げていた。その結果、鬱陶しく思った本部長が、彼を突然クビにしてしまったというのが真相のようです。  しかも、そのクビの仕方が、またえげつないのです。ある日、仕事中に突然メールが使えなくなり、すべての社内システムにアクセス出来なくなった次の瞬間、人事がやってきて小部屋に呼び出されるわけです。そして、色々と理由を説明した後に「○月○日付で、あなたとの雇用契約を解除します」という展開になります。  日本の場合、法律上いきなりクビにしてしまうことが出来ないので、大体クビにする1ヵ月前くらいにこういった通達がなされますが、外資系の場合は通達されたその瞬間、社内システムへのアクセスができなくなり、オフィスにも入れなくなることが珍しくありません。
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よく使われる「Brown nose」とは?
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カラオケボックスの店員からIT業界に転身し、外資系企業を渡り歩いてはや四半世紀のアラフィフビジネスマン。特技は新しい転職先と安くて美味い呑み屋を見つけること。最近、薄毛と痛風の発作に悩まされている

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