仕事

上司がそろっていなくなる? 突然はしごを外される組織――「外資系はつらいよ」

入社一カ月で副社長から衝撃の告白が……

仕事 こうしてアメリカ本社の副社長、そしてアジア太平洋地域を任されている本部長の肝いりで、日本のマーケティングを仕切る立場として順風満帆なスタートを切ったかに見えた筆者ですが、1ヵ月後、それは早々と覆されました。  真夜中に突然携帯にかかってくる副社長からのコール。半分寝ぼけた状態で電話に出ると、衝撃的な話が飛び込んできました。 「まだ入社してもらったばかりで申し訳ないが、実は、俺は今日付けで会社をやめることになった。自分の後任はまだ決まってはいないが、当面はアジア太平洋地域の本部長と協力してビジネスを進めていってほしい。短い間だったが、君の仕事には本当に感謝している。ありがとう」  その後、彼とはまったく連絡がつかなくなりました。そして数ヵ月後、IT企業に戻ったことが判明。どうやらマーケティング方針の違いで社長と意見が対立したらしく、「これはダメだ」と愛想を尽かして前職に出戻ったようです。  一方、転職早々に取り残された筆者は「残念だけれど、しょうがない。次のボスが来るまで頑張ろう」という程度にしか考えていなかったのですが、実はこの後、追い打ちをかけるような出来事が起こりました。
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外資系企業で頻発する「民族大移動」
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