高校野球で脱・丸刈りが増加中。長髪許可校は甲子園で勝てるか?
101回目にして令和最初の夏の甲子園が始まった。本命が続々と地方大会で消え、いきなり戦国時代の到来を予感させる今大会、深紅の優勝旗を掲げるのはどこか? そしてきら星の如く輝く選手は誰か?
高校野球人口は’14年に17万人の大台を記録して以来、減少の一途だ。特に直近の落ち込みは激しく、前年比で6000~1万人のマイナスが続いている。
理由のひとつは、家庭の経済的負担の大きさだ。グローブは5万円、バットも2万円、そのほかスパイクなどを買い揃えると優に10万円オーバー。他の部活動に比べて、野球は用具代が桁違いだ。
さらに精神面でも、丸刈りへの抵抗感が、中学生球児を高校野球から遠ざける。なにしろ高野連と朝日新聞が’18年に行った実態調査によると、丸刈り強制の高校は全国3939校のうち76.8%にも上る。軽い気持ちで野球を楽しみたいライト層は、カネと髪形の壁を乗り越えられないのだ。
このような状況を受け、各校で「脱・丸刈り」の動きが令和になって急速に進んでいる。今大会でも、旭川大、秋田中央、花巻東の3校が脱丸刈り校。旭川大は’17年から、秋田中央と花巻東は今春から丸刈りをやめた。さらに予選で敗れた強豪校・新潟明訓や土浦日大も丸刈りの強制をやめている。
長髪許可校は強いのか?
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