高校野球で脱・丸刈りが増加中。長髪許可校は甲子園で勝てるか?
確かに「高校野球=丸刈り」というイメージは、一般世間だけでなく球児たち自身にも根強い。だが他の多くのスポーツ部活動の選手たちの髪形を見れば、高校野球の異常性は明らかだろう。実際、長髪許可校の戦績を見れば明らかなように、髪形と試合の成績は無関係と言ってよい。
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<夏の甲子園・主な「長髪校」ベスト戦績(過去30年)>
’90年優勝 天理(奈良)
’90年ベスト4 山陽(岡山)
’93年ベスト8京都西(京都)
’00年ベスト8柳川(福岡)
’08年ベスト8慶應(神奈川)
※名門・仙台育英も’02年までは長髪だったが、不祥事を機に自主的に丸刈りにして現在に至っている
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ただ、高校野球を継続的に取材するノンフィクションライターの柳川悠二氏は、別の観点からこう語る。
「『高校野球=丸刈り』は様式美であり、レガシー。言わば、テニスのウィンブルドンが白のユニフォームしか許されないのと同じです」
さまざまな意見がある脱丸刈り。今夏は長髪許可校の活躍にも注目だ。
取材・文/沼澤典史・野中ツトム(清談社) 遠藤修哉(本誌) 写真/朝日新聞社
※週刊SPA!8月6日発売号「令和元年の甲子園ガイド」より
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