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セガ、スクエニ…ゲーム会社の社名の由来、いくつ知ってる?

ガンホー・オンライン・エンターテイメントのガンホーって?

 1998年設立の「オンセール」から2002年に社名を変更。英単語の“GungHo(ガンホー)”は、第二次世界大戦中の米国海兵隊の標語で、中国語の「工和」に由来する言葉。「熱心な」「熱烈な」といった意味があります。また、「やるぞ!」といった士気を高める掛け声としても使われていたようです。

社名が「6次の隔たり」に由来する会社って?

 2004年にSNS「GREE」を運営するために設立されたグリー。企業サイトには、「『GREE』は、6次の隔たりを意味する「Six De“gree”s of Separation」という仮説から名付けられました」とあります。これは1967年に心理学者のスタンレー・ミルグラムが提唱した仮説で、知り合いを6人以上たどっていくと世界中の人とつながっているというもの。合唱のグリーは「glee」とスペルが異なります。

GREEの企業サイト。「沿革」のページでGREEの名前の由来がわかる

ギリシア神話ではなくハワイに由来するポノス

『にゃんこ大戦争』でおなじみの「ポノス」は、1990年に画像処理技術会社として大阪市で設立された会社(現在、本社は京都に移転)。ポノスというとギリシア神話で「労苦」を司る神様もいますが、そちらではなく、ハワイ語の「PONO」が由来。人も自然も調和が取れた状態を表すポジティブな言葉で、正しい、正義、希望といったニュアンスがあります。

『ポケモンGO』運営会社の由来は?

 グーグルの社内ベンチャーとして設立され、2015年に独立したナイアンティックは『ポケモンGO』の運営会社として広く知られています。社名はゴールドラッシュ時代に金鉱を探す人々を運んだ船・ナイアンティック号から。サンフランシスコに入港したこの船は、のちにホテルなどに転用されたあとバラバラになり、人知れず地面の下に眠っていたそうです。社名に託された思いも会社によっていろいろですね。

ナイアンティックといえばいわずと知れた『ポケモンGO』の運営会社

ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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