「スマホ取り上げ」「お寺で滝行」はパワハラになる?
そのほかにも、「精神力の鍛錬」がらみの項目では年代別の差が現れていた。
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⑥スマートフォンや携帯電話を取り上げる
20代:44%
30代:38%
40代:36%
⑦お寺で滝行やお百度参りなどの修行をさせる
20代:34%
30代:29%
40代:28%
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これらはもはやいつの時代だろう……? と首をかしげざるを得ないが、「スマートフォンや携帯電話を取り上げる」に関してはたまにテレビなどのオーディション・共同生活番組などでも目にするので、いまだにそうすることで業務や研修などに集中できると考える担当者は多いのかもしれない。
新入社員の研修は、外部と遮断し自社の価値観のみに触れさせることで「洗脳」する意味合いもあるのだろうが、やり方によっては「パワハラ」にあたるだろう。
「お寺で滝行やお百度参りなどの修行をさせる」に関しては昔ながらの日本人の価値観であり、20代にとっては「それって何の意味があるんすか」と逆に萎えてしまうこともありそうだ。「精神力の鍛錬」系については世代別で価値観の違いが大きく、やたらと「古き良き時代」を押し付けても逆効果だろう。
<取材・文/松本果歩(アンケート調査)、藤井厚年(おばけ3号さん)>
【調査概要】
調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
調査期間:2019年8月28日
有効回答者数:全国 20代・30代・40代の男女各100名(合計300名)
恋愛・就職・食レポ記事を数多く執筆し、社長インタビューから芸能取材までジャンル問わず興味の赴くままに執筆するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり、店長を務めた経験あり。Twitter:
@KA_HO_MA