草なぎ剛にいじられ…才色兼備・甲田まひるの女優道
現在公開中の『台風家族』で映画デビューを飾った甲田まひる。ジャズピアノ界のホープでありながら、実力派俳優陣に一歩も引かない演技で輝きを放つ18歳。型破りな新時代のヒロインの正体に迫る!
公開が無期限延期になっていた映画『台風家族』が封切りを迎えたが、この作品で女優初挑戦ながら抜群の存在感を放っているのが18歳の甲田まひるだ。10代前半からファッショニスタとして注目され、16歳でジャズピアニストとして1stアルバムをリリース。そして今回の女優デビューと、「ジェネレーションZ」と呼ばれる’00年代生まれのヒロインは、枠にはまらず、その羽を思うままに広げる。
「私にとってはファッションも音楽も演技も自分を表現するという点では同じ。最初は緊張しましたが、楽しく挑戦できました」
本作では草彅剛演じる鈴木小鉄の一人娘という重要な役。市井昌秀監督に会うと、即決で出演が決まった。
「撮影中に虫よけの薬を塗っていたら、草彅さんから『若いから痒さにびびってんだろ』といじられたり、とてもフランクに接してくれました。クランクアップしたときは感無量で、これからも女優は続けていきたいですね」
今年の夏は名門・バークリー音楽大学に短期留学し、海外の若者のアグレッシブさに大きな刺激を受けた。
「『自分はこれがやりたいんだ!』という信念と情熱が渦巻いていました。だから私も、ジャズだけにこだわらず、R&Bやヒップホップも取り入れた、私だけの音楽を追い求めたいんです」
敬愛する音楽家は、破天荒なジャズの巨人、バド・パウエルとセロニアス・モンク。“甲田まひるにしかできない表現”を求めて、今、翼をはためかす。
【甲田まひる】
女優デビュー作となる映画「台風家族」(キノフィルムズ)が3週間限定で公開中。昨年5月、“甲田まひる a.k.a.Mappy”名義で1stアルバム『PLANKTON』をリリースし、批評家など音楽関係者が選定する「ミュージック・ペンクラブ音楽賞」のポピュラー部門新人賞を受賞。インスタグラムのフォロワーは約13万人
取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/ティム・ギャロ ヘアメイク/megu 撮影協力/吉祥寺ジャズクラブ「SOMETIME」
※週刊SPA!9月10日発売号「今週の顔」より
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