恋愛・結婚

妻の写真をSNSで公開する「嫁グラフィー」 夫たちに本音を聞いてみると…

なぜ、あえてSNSに公開するのか?

 とはいえ、どうしても妻の写真を撮影してSNSに載せることに抵抗がある方もいるだろう。「嫁グラファー」たちは、なぜあえて「嫁グラフィー」をSNSに公開しているのだろうか。武吉さんがSNSで嫁グラフィーを公開する理由は、「夫婦円満」がポイントらしい。 「夫婦円満になるから載せる……自分はこれに尽きると思います。うまく撮ることができたら妻は喜んでくれますし、撮り手の撮影時の気持ちって不思議と写真に出るので、それをSNSに載せてみんなに自分の気持ちが伝わればいいかな?って思っています。賛否は当然ありますが、自分は自分達の夫婦円満の方法をやっているだけですね」(武吉さん)  なんと、嫁グラフィーを撮影するようになって、「夫婦ゲンカが減った」というから驚きだ。 「明らかにケンカが少なくなりました! 嫁グラフィー始めるまではケンカも多かったです。共通の趣味がなかったので、正直息苦しい生活でした。その中で始めた嫁グラフィーなので、お互いに楽しめる事ができて幸せです」(同上)
 確かに、一緒に撮影に出かけることも、撮影を通じてコミュニケーションを取ることも夫婦仲には良い影響を与えてくれそうだ。実際に、武吉さんの奥様も、嫁グラフィーには感謝している様子。 「主人が楽しく私の写真を撮っている姿を目の当たりにしていると、私も幸せな気分になれますし、美容をがんばるキッカケにもなるので(笑)」(武吉さんの妻)  また、「うちの旦那は撮ってくれないな」としつつも「撮ってほしい!」と思っているという°*.のんのん.*°さん(@SL22non_non)はその理由についてこう話す。 「1人では“全身写真”や“風景と一緒の写真”がなかなか上手く撮れません。子どもがいると尚更、子どもばかりで自分の写真自体を撮らなくなってしまいがちです。自分を客観的に見て綺麗に撮ってくれる人がいるとうれしい」(°*.のんのん.*°さん)  とはいえ、SNSへのアップには迷いもある。 「SNSに公開“して欲しい”とは思いません。でも綺麗に写った写真があれば自分でアップしちゃうと思います(笑)。たしかに、あえて公開する必要はないと思います。しかし、私はSNSから多くの情報を得ており、可愛い、綺麗、な人や物を見ることは好きです。なので、写真を通じて、“こんな撮り方もある”とか“素敵な場所”の共有ができるのはいいなって思います」(同上)  賛否両論があるものの、上手に夫婦のコミュニケーションに活用できればいいことずくめなのではないか? 嫁グラフィー、侮れない。<取材・文/松本果歩>
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。X(旧Twitter):@KA_HO_MA
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