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アニメ化決定!『池袋ウエストゲートパーク』が伝説のドラマになったわけ

堤幸彦による飽きさせない独自のカメラワーク

 宮藤官九郎の脚本とともに、『I.W.G.P.』を“神ドラマ”と成しえた一人として、演出家・堤幸彦の存在は大きい。  1995年放送のドラマ『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)の演出でブレークした堤は、PV監督などの経験を生かした細かいカット割りや遊び心満載の照明やカメラワークが評価され、一気に人気演出家に。  『I.W.G.P.』でもその映像技術は遺憾なく発揮され、スピード感のある宮藤脚本との相性が抜群で、情報化社会を迎えようとする若者を飽きさせなかった。

長瀬、窪塚、山P、妻夫木、佐藤隆太、渡辺謙に高橋一生も!?

 そして、今になってみると背筋が伸びるほどの豪華なキャストも、このドラマが伝説と言われる由縁だ。  メインどころの長瀬智也、加藤あい、窪塚洋介、山下智久、佐藤隆太、坂口憲二、渡辺謙、小雪をはじめ、警官役の阿部サダヲ、サルというあだ名の暴力団構成員だった妻夫木聡、ここ数年でトップ俳優に躍り出た高橋一生もコンピューターに詳しい引きこもり・和範役で出演している。長髪メガネで武田久美子好きのオタク役に扮する高橋一生は見ものだ。  史上まれにみる 伝説的ドラマだっただけに、アニメの内容や演出が気になるところだが、それまではこの神作品をじっくり見直したいところだ。<文/木田トウセイ>
テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。
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