恋愛・結婚

マッチングアプリで他人の写真をプロフィールに使用する男を直撃、その本音は?

待ち合わせ場所にやってきたのは…

詐欺男 もしかして……という予感は当たるものである。彼の名前、梅沢富美男風の似顔絵、そして「美容会社」というキーワードから、彼のSNSを探し当てた。そこには彼の「本当の素顔」が他人によりタグ付けされ、横顔だが確認できた。そうか、きっとあの写真は奇跡の1枚というよりは別人で、本当の彼はきっと梅沢富美男……という確信が持ててしまった。  ある程度予測と心の準備ができていれば特に問題はない、と判断し富美男の顔だけ見て帰ろう、筆者はそう思った。今思うと危険だが、どうしてもそれまでのメッセージのやり取りから憎めない何かを彼に感じていたのも事実なのだ。  ……案の定、食事の日にやってきたのは梅沢富美男似の男だった。年齢は36歳。手越の写真は海外に留学中の友人のものを拝借したのだという。そして、会社経営というのは事実だが社長ではなく副社長だったという。顔は大胆にも他人の写真を使用したくせに、そこは微妙に小さな見栄を張っていたようだ。  筆者はもちろん食事をすることはせずに、「こういうことをするのは悪質である」「会社名もすぐに調べることができるのだから会社の評判にも響く」「ましてや女性向けの美容関連会社ならなおさら」と淡々と伝えた。しかし彼は「そうでもしなきゃ、女性とデートすらできない」とつぶやいた。  現に顔を見た時点でデートにすらならないのだから、意味はないと思うがそこは何かに賭けたのだろうか。  あれから数年、今も彼は変わらず副社長として活躍している様子がネットの海に情報として浮かんでいる。ここまで情報がバラまかれているのだから、彼がもう手越になりすまして無意味な出会いを期待していないことを願いたい。<取材・文/穂高あんず>
不倫研究家。何故か既婚者に口説かれる事が多いことから不倫男たちの生態と戦略について研究している。
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